WordPressの開発元であるAutomatticは10月11日、WordPressをサービスとして利用できるWordPress.comのすべてのプランにおいて、ActivityPubのプラグインを有効にできるようになったことを発表した。
このActivityPubのプラグインは先月9月にバージョン1.0.0がAutomattic提供としてリリースされていた。
このプラグインを使うことで、MastodonやMisskeyなどを含むFediverseとシームレスに繋がるようになる(つまり一つのFediverseサーバーとして解釈されることになる)。読者は様々なFediverseのアカウントから該当のWordPress(のアカウント)をフォローしたり、WordPressのブログ記事の投稿へのFediverseのアカウントからの返信は自動的にWordPress上のブログのコメントに変換されて表示されるようになる。
なおWordPress.com上のFediverseアカウントは、たとえばopenprotocolfanblog.wordpress.comというURLの場合、
@openprotocolfanblog.wordpress.com@openprotocolfanblog.wordpress.com
といった形になる。執筆者ごとのアカウントも用意され、aliceという著者がいれば、
@alice@openprotocolfanblog.wordpress.com
で、openprotocolfanblog.wordpress.comのaliceが書いたブログ記事を参照できるようになるという。
実際の例は、AutomatticのOpen Web LeadであるMatthias Pfefferle氏が作成したWordPress.comのサイト(https://pfefferle.wordpress.com/)を参照のこと(Fediverse上からは@pfefferle.wordpress.com@pfefferle.wordpress.comというアカウントを参照することになる)。
なおカスタムドメインで使うことで「ドメイン名を短くできるため記憶に残りやすい」「アカウントがユニークになるので、ほかのユーザーから見つけやすくなる」「任意のホストに移行しやすい」といったメリットを挙げ、カスタムドメインの使用を勧めている。