Linus Torvaldsは11月12日(米国時間)、次期カーネル「Linux 6.7」の最初のリリース候補版となる「Linux 6.7-rc1」を公開した。Linux 6.6のリリースから2週間に渡ってオープンしていたマージウィンドウは追加/削除されたコード数が「過去最大」(Linus)となり、かなりの変更が行われるカーネルとなりそうだ
Linusによれば、Linux 6.7-rc1における変更されたファイル数は1万2,678、挿入コードは83万8,819行、削除コードは28万754で、さらに1万5,400のnon-merge commitが含まれており、以前のリリースと比べてもかなり大きいという。マージウィンドウが大きくなった要因としてLinusは新たに追加されたファイルシステム「Bcashefs」の影響を挙げており、そのほかにもIA64(Itanium)のサポート終了や新しいNVIDIA GPUドライバの追加などによってコードの変更が増えたとしている。
Linux 6.7の正式リリースは2023年12月末か2024年1月初旬になる予定だ。