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Linux 6.6がLTSに⁠2026年12月までサポート

Linux Kernel Organaizationは11月15日、2023年10月29日にリリースされたLinux 6.6が長期サポート(LTS)となったことを明らかにした。サポート期間は約3年間で、2026年12月までサポートされる予定だ。

Longterm release kernels(kernel.orgより)
Longterm release kernels(kernel.org)

Linuxカーネルはここ数年、年に1回の頻度でLTSがアップデートされており、その年の最後かその1つ前に公開されたリリースがLTSに選ばれることが多い。現在開発中の「Linux 6.7」は2023年12月末か2024年1月初旬のリリースと見られているが、現時点では最初のリリース候補版が出たばかりで年内のリリースが確実となっていないことに加え、コードの追加/削除といった変更が多く、サイズも大きくなることが予想されるため、すでにメインラインカーネルとしてリリース済みのLinux 6.6が2023年のLTSに選ばれたとみられる。

もっとも、LTSのサポート期間は年々短くなる傾向にあり、今回のLinux 6.6は約3年で、先にLTSとなっているLinux 6.1(2022年12月リリース⁠⁠、Linux 5.15(2021年10月⁠⁠、Linux 5.10(2020年12月)と同じ2026年12月にサポート終了(EOL)を迎える予定となっている。LTSのサポート期間が5年以上あった時代は徐々に遠くなりつつあるようだ。

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