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何も起こらない年末年始を味わって ―Linux 6.7-rc7が公開⁠正式リリースは年明け1月7日に

Linus Torvaldsは12月23日(米国時間⁠⁠、開発中の次期カーネル「Linux 6.7」の7本目のリリース候補版となる「Linux 6.7-rc7」を公開した。また、その2日前となる12月21日の投稿では、Linux 6.7の正式リリースについて「とくに問題が発生しなければ1月7日に正式公開し、Linux 6.8のマージウィンドウは1月8日にオープンする」とコメントしており、カーネル開発者にとっては静かな年末年始の期間となりそうだ。

LinusはLinux 6.7-rc7を通常とは異なる土曜日に公開したことについて、⁠フィンランドの習慣でもっとも重要な日である)クリスマスイブに備えるため」とコメントしている。Linux 6.7の開発はこれまで順調に進んでいるが、正式リリースとマージウィンドウオープンによる混乱が年末年始に発生するリスクを避けるため、12月31日にはごく小さな修正を行った「Linux 6.7-rc8」を公開し、1週間の休暇を挟んで「1月7日の正式リリースから通常スケジュールに戻る」⁠Linus)という計画を明らかにしている。

「Linux 6.7-rc7は現状、何もおかしなところは見当たらない。きっと今週は⁠nothing happens⁠⁠、何も起こらない穏やかな1週間となるだろう。たとえ1年のこの時期を祝う習慣がない人でも、平和で静かな時間を過ごすことの良さを十分に味わえるかもしれないよ」とLinus。今年はカーネル開発者たちにも久々に静かなWinter Breakが訪れることになりそうだ。

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