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Linus⁠悪天候を乗り越えてLinux 6.8-rc1を公開

Linus Torvaldsは1月21日(米国時間⁠⁠、次期Linuxカーネル「Linux 6.8」の最初のリリース候補版となる「Linux 6.8-rc1」を公開した。Linusが住む米オレゴン州は年明けから厳しい寒波に見舞われており、大雪や強風による路面凍結や停電が多発、マージ作業に追われていたLinusも停電によりインターネットが使えなくなる日が続いていた。このためLinux 6.8-rc1の公開が遅れる懸念もあったが、最終的には通常通り、Linux 6.7のリリースから2週間のマージ期間を経ての公開となった。

Linux 6.8は平均的なカーネルサイズよりはやや小さくなると見られているが、Intelが開発中のGPU「Intel Xe」の実験的サポート、Rustネットワークドライバのイニシャルサポート、32ビットサポート無効時のメッセージ通知、バッファオーバーフローについて警告するコンパイラオプション「Wstringop-overflow」のデフォルト有効、Nintendo Switch Online(NSO)コントローラのサポートなど、興味深いアップデートが多く予定されている。開発が順調に進めば、Linux 6.8は3月10日ごろに正式リリースとなる。

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