前回、タグホイヤーのコネクテッドE4を使っていることをご紹介しました。
あまりレビューを見かけないのと、iPhoneとの組み合わせという少し変わった環境で使っているので、どのようなものかと使用感をご紹介します。
スマートウォッチを再び使い始めたワケ
スマートウォッチは凄まじい勢いで進化した結果、似たり寄ったの製品ばかりとなり、退屈な製品ばかりになったと感じて、2年程度はスマートウォッチから距離をおき機械式の腕時計を使っていました。しかし、手持ちのコネクテッドE3の下取りプログラムを利用すれば安く入手出来るのと値下げされたのがキッカケとなり、再びタグホイヤーのスマートウォッチを使い始めました。
タグホイヤーのスマートウォッチとは?
取り上げるのはスイスの腕時計メーカ、タグホイヤーが開発するスマートウォッチです。スイスの腕時計メーカの中では珍しく、機械式腕時計以外にもスマートウォッチも手掛けています。
タグ・
スペックについて簡単に触れておきます。
搭載OSは、ご存知のWear OS 3、バージョンは3.
サイズは、ケース径が45ミリと42ミリの2バリエーションです。ディスプレイはAMOLEDですが、ケース径でサイズが異なり、45ミリが1.
バッテリ容量もケース径で異なり、45ミリが440mAh、42ミリが330mAhです。
SoCは、共通でQualcomm Snapdragon Wear 4100+が搭載されています。センサ類は、心拍数、コンパス、マイク、気圧計が搭載されています。
健康データの計測は、歩数、消費カロリー、心拍数が可能です。GPSを使って、ウォーキングやランニングも正確にトラッキングできて、Stravaとも連携できます。NFCは搭載していますがFeliCaには対応していないので、腕時計を使った支払いは限定的にしか使えません。
Wear OSは、先でも触れたとおり3.
Wear OS 4が最新版になりますが、今のところはこれへのアップデートは提供されていません。また、年内にもAndroid 14をベースとする、Wear OS 5をリリースするという計画があると9to5Googleが報じています。アップデートに関しては、いまのところアナウンスはありません。
Samsung and Google ready Wear OS 5 based on Android 14
コネクテッド E4は、2022年2月発売なのもあり、今どきのスマートウォッチとして見ると
ソフト面での魅力と標準との違い
タグホイヤーは、高級腕時計を長年製造するメーカだけに、腕時計としての仕上げの良さは、他のスマートウォッチより頭ひとつ以上抜けています。腕時計としての魅力は、他でも多く語られているので、ソフト面で魅力や標準Wear OSとの違いを取り上げます。
まずは、タグホイヤーがデザインするウォッチフェイスが使えることです。
これらは、コネクテッドE4のディスプレイ解像度に最適化されて、高精細な表示で腕時計の美しい外観に引けを取らず相性も抜群で高い満足度です。そのウォッチフェイスは、タグホイヤーの機械式時計のCarrerやFormula 1などの盤面を模したものから、スマートウォッチらしく、歩数やカロリーなどの情報が表示できるデジタル表示のウォッチフェイスも用意されています。
Playストアには、いくつかのウォッチフェイスが存在しますが、コネクテッドE4を使うようになってからは、引けて見えてしまいダウンロードすることがなりました。加えて、正真正銘の本物なので盤面にはタグホイヤーのロゴがあしらわれています。タグホイヤーのファンであれば堪らないポイントになります。
他にもカスタマイズされたテーマが使われています。これは黒を基調としており、アイコンやタイルの背景はグラデーションがかかっています。これにより単調さがなく標準とは異なるものが使われています。
また、ホームアプリも標準リスト表示ですが、コネクテッドE4ではアイコン表示になります。これの表示は、プリインストールされたアプリが最初に表示されて、インストールしたアプリが後から表示される作りです。
前世代のコネクテッドE3に搭載された、Wear OS 2ではメーカ独自のカスタマイズができずWear OS標準のままで腕時計の外観と中身の雰囲気と合わず、筆者にとっては末長く愛でられない要因でした。しかし、コネクテッドE4では、メーカ独自のカスタマイズが入っており、腕時計全体の雰囲気が統一されており、世界観を保つ配慮がされています。
次回は、Wear OSアプリの使い勝手、そして、iPhoneとの組み合わせで使い心地をご紹介します。
今週は、このあたりで、また来週。