KDEプロジェクトは2月28日、デスクトップ環境「KDE Plasma 6」のほか「KDE Framework 6」「KDE Gear 24.02」を含めたソフトウェアスイート「KDE MegaRelease 6」を公開した。
アプリケーションフレームワークがQt 5からQt 6に移行したPlasma 6は、デフォルトのディスプレイサーバにWaylandを採用している(X11も選択可能)。また、High Dynamic Range(HDR)のイニシャルサポート、色覚異常補正フィルタ、フローティングパネルのデフォルトサポート、フレームレスなアプリケーション表示などLook & Feelが大きく変更されている。またモバイルバージョンのアップデートや新規アプリケーション(グループウェア、旅行、スクリーンショット、チャット、YouTubeクライアントなど)の追加、検索(Plasma Search)のパフォーマンス改善のほか、削除されていたキューブエフェクト(Desktop Cube)も復活している。
また、KDE MegaRelease 6のリリースと同時に、Ubuntuベースのディストリビューション「KDE neon」のビルドも更新されており、Ubunutu 22.04 LTS上にPlasma 6、KDE Framework 6、KDE Gear 24.02が統合されている。