Node.js 22がリリース

OpenJS Foundationは2024年4月25日、Node.jsの新バージョン「Node.js 22」をリリースした。

Node.js 22の主なアップデートは以下の通り。

V8 JavaScriptエンジンのアップデート
V8 JavaScriptエンジンがバージョン12.4にアップデート、12.4にはWebAssembly Garbage Collection、Array.fromAsync、Setメソッド、イテレータ ヘルパーなどの新機能が含まれている。またV8に含まれるGoogle製のJITコンパイラMaglevがデフォルトで有効となった。
WebSocketクライアントが利用可能に
以前は--experimental-websocketフラグを付ける必要があったWebSocketのブラウザ互換実装がデフォルトで有効になったため、Node.jsで外部依存関係なくWebSocketクライアントが利用可能となった。
同期ESMグラフでrequireサポートが有効に
CJSからESMを読み込む際にこれまではdynamic importを使用する必要があったが、Node.js 22から--experimental-require-moduleフラグを有効にすることで、requireを利用して同期的に実行することが可能になった。これによりCJSとESMの両方のパッケージ制作者が、パッケージをより簡単に使用できるようになる。

Node.js 22は2024年10月に長期サポート(LTS)となる予定だが、それまで6ヵ月間は現行の最新リリース版として提供される。リリーススケジュールについてはnodejs.orgのRelease Scheduleに関するページを参照。

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