Google I/
特設サイトには、セッションのビデオがアップロードされています。
この連載に関連する動画であれば、40分と少し長めのセッションですが
さて、Google I/
Googleメッセージを標準アプリとしてKDDIが採用
5月16日、KDDIはGoogleの
メッセージサービスの魅力向上に向け Google メッセージを採用 | KDDI News Room
これにより、KDDIの端末ではRCSに対応したメッセージアプリが
キャリアをまたいで、電話番号でやりとりができる+メッセージがあるにもかかわらず、Googleメッセージに切り替える理由は、Googleサービスとのスムースな連携、既に10億人のアクティブユーザーがおり、シームレスなグローバルコミュニケーションが出来ることなどがリリースで説明されています。
何とも微妙な存在の「+メッセージ」
恨みはありませんが、筆者は+メッセージに良い印象がないので実例をもとに紹介します。
Android版の+メッセージは、SMSの送受信ができてAndroid同士で使う限りは不自由がありません。しかし、iPhoneへメッセージを送ろうとすると事情が変わります。筆者の場合、Androidの+メッセージから送信されたメッセージが、iPhoneのメッセージアプリで受信できないことを何度か経験しています。
+メッセージは、サーバ側で相手が+メッセージに対応しているかを確認して、対応してなければSMSで送信する動きになっているといいます。しかし、これが何らかの原因で動かなくなるのか、相手が+メッセージだと誤認識するのか、SMSでのメッセージが届かないという現象が発生します。
調べてみると同様の現象は他でも発生しており、アプリをインストールすることが最も簡単な対処のようなので、使うつもりのなかった+メッセージをiPhoneにインストールして対処しました。仕事で相手のメッセージが届かないのは致命的です。
結果、これまで使っていたメッセージやFacebook Messengerに加えて、+メッセージからも新着がないか気にする必要があり、常用するわけではないので面倒な存在となりました。
それでは、+メッセージをメインに使えば良いのではないかと考えますが、iOS版の+メッセージはSMSの送信ができず、メッセージアプリ経由で送信します。これはApple側に理由がありそうですが、ユーザから見れば何とも微妙な存在です。
+メッセージへの期待
+メッセージは、国内キャリアが足並みを揃えてRCS規格を採用し、2024年2月の段階で4000万人が利用を獲得し運用に乗せていることは素晴らしい話です。しかし、先でもあげたようにプラットフォームの制約を受けて残念なところも残しています。
KDDIがGoogleメッセージへ切り替えたことをキッカケに、他も同調する流れになるのかはわかりませんが、+メッセージはLINEにつぐユーザ規模
たとえば、自治体が行っているメールによる情報配信は、+メッセージでも提供するなどの活用を進めることが考えられます。+メッセージは、キャリアが推し進めるプラットフォームとしての動きが取れ、これがメリットになる部分が多いので、もっと活用方法が模索できるのはないでしょうか。最近は、様々なサービスがLINEに偏りすぎていることもあり危機感を覚えるので。
今週は、このあたりで、また来週。