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Red Hat Enterprise Linux 9.4がリリース ―SOE構築をより簡単に

Red Hatは2024年5月1日(米国時間⁠⁠、⁠Red Hat Enterprise Linux(RHEL⁠⁠ 9.4」の一般提供(GA)を開始した。Red Hatは企業のIT部門が標準ビルドとして定義する「SOE(Standard Operating Environments⁠⁠」の中核にRHELを位置づけており、RHEL 9.4はモダンなSOE構築のための自動化とAIワークロードのサポートに力を入れたアップデートが行われている。

RHEL 9.4はLinuxカーネル 5.14をベースにしており、AMD/Intel 64ビットアーキテクチャ(x86-64-v2⁠⁠、IBM Power Systems(POWEAR9⁠⁠、64ビットIBM Z(z14)に加え、64ビットARMアーキテクチャ(ARMv8.0‐A)をフルサポートする。その他の変更点としては、インストーラ/イメージビルダーやRHEL for Edgeのアップデート、Red Hat InsightsによるSOE構築支援の強化、Python 3.12を含む開発環境のアップデート、SSSDにおけるパスワードレス認証、新しいシステムロールやAnsibleコンテンツの拡充による自動化の強化などが挙げられる。

RHEL 9.4はすでにRed Hat Customer Portalからダウンロード可能となっており、⁠Red Hat Enterprise Linux 8.10」も数週間以内に同ポータルから入手可能となる予定だ。

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