オープンソースのProxyサーバの新バージョンHAProxy 3.0がリリース

HAProxy Technologiesは2024年5月29日、同社が開発するProxyサーバ/ロードバランサーソフトウェアHAProxyの最新バージョン3.0をリリースした。

HAProxyはTCP、およびHTTP接続のサービスで広く利用されているオープンソースのProxyサーバ。サービスへのアクセス経路を指定するリバースProxyの機能のほか、複数のサーバに負荷分散させるロードバランサーとして動作する。

HAProxy 3.0の主な変更点、新機能は以下の通り。

  • 新しい「crt-storeセクション」により、これまでのcrt-listよりもTLS証明書の読み込みをより簡単に細かく設定できる
  • 不備のあるHTTP/2接続を制限
  • リロード後の統計データの保持
  • Syslogロードバランシングの改善
  • ログをJSONおよびCBORフォーマットで記録
  • 新しいフェッチメソッドを使用してより多くのデータを公開

このほか、ロードメカニズムの変更により、シングルスレッドLuaスクリプトでLuaの実行パフォーマンスが向上したという。

HAProxy 3.0のソースコードはGitHubで公開されているほか、Dockerコンテナとして提供されている

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