Debianプロジェクトは6月29日、安定版ディストリビューション「Debian 12(開発コード:bookworm)」および旧安定版ディストリビューション「Debian 11(開発コード:bullseye)」の最新ポイントリリースとして「Debian 12.6」「Debian 11.10」をそれぞれ公開した。いずれもセキュリティ問題の修正とバグ修正をメインに多くのパッケージのアップデートが行われている。
Debian 12.6ではカーネルをLinux 6.1.0-22にアップデートしたほか、NVIDIAグラフィックドライバの更新/切り替え、PHPパッケージのシステム依存関係の読み込みの強制(Debian 11.10でも実施)、OpenSSLやFlatpakなどいくつかの主要パッケージの新しいアップストリームリリースなどが行われている。また、Debianプロジェクトの“管轄外の事情”により、以下の5つのパッケージが削除されている。
- phppgadmin
- pytest-salt-factories
- ruby-arel
- spip
- vasttrafik-cli
Debian 12.6 / Debian 11.10ともにアップグレードはミラーサイトから行うことが推奨されている。