Stability AI⁠1枚の画像から立体データを高速で生成するStable Fast 3Dを発表

Stability AIは2024年8月1日、単一の画像から高品質の3Dデータを高速で生成できる3D AIモデル「Stable Fast 3D」を発表した。

ユーザがStable Fast 3Dに画像を1枚読み込ませることで、以下の3Dデータが迅速に生成される。

  • UVアンラップメッシュ
  • マテリアルパラメータ
  • 照明のベイク処理を抑えたAlbedoカラー
  • オプションで実行される四角形または三角形の再メッシュ(処理時間は100~200ミリ秒しか増加しない)

同社がNvidia A100 GPUを使ってテストしたところ、ドラフト品質の3D出力(テクスチャメッシュ)を約0.5秒で生成したという。

このモデルはStability AIがTripo AIと提携して開発した高速3Dオブジェクト再構成モデルTripoSRをベースに開発された。Stability AI APIStable Assistantチャットボットから簡単に使用でき、3Dビューアで作品を共有したり、AR(WebXR対応デバイス)で操作できる。

Stable Fast 3DのコードはGithubで入手できるほか、Hugging FaceでStable Fast 3Dのデモを試すことができる。

Stable Fast 3Dは、Stability AI Community Licenseに基づいてリリースされており、非商用、および年間収益が100万ドル以下の個人または組織であれば商用での使用が可能。

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