Android 15リリース
9月3日、GoogleはAndroid 15をリリースし、そのソースコードもAndroid Open Source Project
Android Developers Blog: Android 15 is released to AOSP
Google Pixelシリーズには、数週間以内にOTAによってアップデートが配信され、Samsung、Lenovo、Motorola、Sharp、Sony、Xiaomiなどの一部のデバイスでは数ヵ月に以内にAndroid 15が利用できるようになります。
Pixelシリーズは、Pixel 6以降とPixel Tabletをサポートしますが、OTAによるアップデート配信は10月以降とされています。よって、Pixel以外の端末は、これよりも後になる可能性があります。Samsungは、Gooeleとの蜜月な関係にあるので、10月よりも早いリリースがあるかもしれませんが、Galaxyのアップデートは早くないので、例年どおり、年末から年明けかもしれません。
10月まで待てないというあなたは、Androidベータプログラムへ参加する方法があります。Pixelシリーズ限定のプログラムとなりますが、前回取り上げたQPRも配信されており、これも早期に試すこともできます。
Android 15では、いくつかの新機能が実装されていますが、筆者のお気に入りは日本語、中国語、韓国語で使われている
Android 15 | Spotlight Weekが公開
これまであまりなかった取り組みとして、Android 15に関する技術的なトピックを紹介する
Android Developers Blog: Our first Spotlight Week: diving into Android 15
2024年8月のバージョン別シェア
Androidと言えば、OSのバージョンによる分断化を取り上げられることがあります。Android 15がリリースされる良い機会なので確認しておきます。
statcounterの調査によれば、2024年8月
Mobile & Tablet Android Version Market Share Japan | Statcounter Global Stats
一方のiOSを見ると、1位はiOS 17.
iOS 17シリーズで60%を超えるiOSほどではありませんが、AndroidもAndroid 14と13で55%近いシェアなので、ここの数年の分断化解消への取り組みが功を奏しており、一時期の酷い状況は脱していると言って良い状況です。これを見ると、Android 15のアップデート配信が少し遅いのは、各社で足並みをそろえる動きをしている可能性も考えられます。
とはいえ、auとUQ mobileで取り扱われている
arrows We FCG01 Android™ 14
OSバージョンアップ | FCNT合同会社
Android 16では通知パネルが再設計される?
Android Authorityによれば、GoogleはAndroid 16で通知パネルとクイック設定の見直しの準備しているとしています。
Android 16 could overhaul notifications and Quick Settings - Android Authority
動画も公開されています。
見直しをしているデザインでは、画面全体を占有しないデザインで、ステータスバーを引き下げると画面の4分の1程度を占有します。
1本指と2本指のスワイプを使い分ける操作もあるようです。これがリリースされることはないと思いますが、Android 12以降は見直しがされていないので、今の使い方に合った見直しを行う良い機会かもしれません。
今週は、このあたりで、また来週。