イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderでパーティクルとコリジョンの設定をしてみよう

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第39回目は、Blenderでパーティクルとパーティクルに対するコリジョンの設定方法について学んでいきます。

パーティクルとは

パーティクルとは、配置したオブジェクトから粒子(エミッター)や細い糸(ヘアー)のようなものを出力できる機能です。

デフォルトでは球状のオブジェクトが出力されますが、長方形などべつのオブジェクトを出力することもできるため、雨などの表現などに使えます。

コリジョンとは

オブジェクトにパーティクルなどが衝突したときの動きをさまざま設定することを、コリジョンといいます。

コリジョンでは、パーティクルのほかに、ソフトボディやクロスを設定したオブジェクトが衝突したときの動きも設定できるのですが、今回は「パーティクル」にしぼって見ていきます。

パーティクルで設定できる項目

パーティクルは、オブジェクトを選択したあと[パーティクルプロパティ]から[+]ボタンを押すと追加できます。

パーティクルの動きは、⁠Space]を押すことでアニメーションが再生されるので、そこから確認できます。

パーティクルを追加すると、パーティクルに関する設定をいくつか行うことができます。例えば、どれだけの量の粒子を出力させるか(数)や、出現したパーティクルが消えるまでの長さ(寿命)などを調整できます。

パーティクルに対するコリジョンの設定をしてみよう

つづいて、コリジョンを設定したオブジェクトにパーティクルが衝突したときに設定できる動きを見ていきましょう。

まずは、オブジェクトにコリジョンを設定するために、オブジェクトを選択します。これにより、⁠物理演算プロパティ]から[コリジョン]を選択して、オブジェクトに衝突判定が追加されます。

その後、コリジョンを設定したオブジェクトの[物理演算プロパティ]の設定項目を調整することで、コリジョンの振る舞いを設定できます。

例えば、⁠透過度」では、コリジョンを設定したオブジェクトに衝突した際にパーティクルをどれだけ透過させるか、⁠付着度」では、衝突した際にパーティクルがどれだけオブジェクトにくっつくか、なんてことを設定できます。


今回は、パーティクルに対するコリジョンで設定できる項目について見ていきました。

次回は、ソフトボディを設定したオブジェクトに対して設定できるコリジョンの項目などについて見ていこうかと思っています。次回も読んでくださると嬉しいです!

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