Ruby 3.4リリース⁠デフォルトのパーサーにPrismを採用

Rubyコミュニティは2024年12月25日、プログラミング言語Rubyの新バージョンとなるRuby 3.4.0をリリースした。

Ruby 3.4では、デフォルトで使用するパーサーがPrismに変更された。従来はparse.yから生成するパーサーがデフォルトとして使用されていた。また、ブロックのデフォルトパラメータとしてitが使用できるようになり、ブロックがよりシンプルに記述可能となった。

このほか、JITコンパイラであるYJITのパフォーマンス向上と機能追加や、ネットワーク接続のSocketライブラリがHappy Eyeballs Version 2 (RFC 8305)に対応し、IPv6とIPv4が混在するネットワーク環境でも効率と信頼性がアップするなど、数多くの改良が施されている。詳しい情報はGitHubリポジトリのNEWSを参照。

Ruby 3.4の入手、インストールはRubyダウンロードページを参照。

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