Linus Torvaldsは1月19日
Linux 6.
- 遅延プリエンプションを実現するバッチ
「PREEMPT_ LAZY」 の追加 (PREEMPT_ LAZYは最終的にPREMPT_ VOLUNTARYのリプレースとなることを目指している) - マルチグレインタイムスタンプ
(multigrain timestamps) のサポート - …NFSなど 高解像度のタイムスタンプが必要なアプリケーションに対応
- XFS、ext4のDirect I/
O、および一部のmd RAIDモードでのアトミック書き込み (書き込み保護が解除された書き込み) のサポート - …ストレージのセクタサイズ
(4Kバイト) よりも大きいデータをアトミックに書き込み可能に
- …ストレージのセクタサイズ
- アプリケーションのアイドル期間中のNAPI
(New API) の一時停止 (ビジー期間中はビジーポーリングモードに切り替え) - ネットワークデバイスのハードウェア機能を利用して送信トラフィックを制御する
「TX-HW shaping API」 - …新しいNetlinkインタフェース
「net-shaper」 を介して提供
- …新しいNetlinkインタフェース
- ガードページを実装するmadvice()システムコールに
「MADV_ GUARD_ INSTALL」 フラグを実装することで、オーバーヘッドのない軽量ガードページ (lightweight guard page) を実現、メモリマッピング呼び出しを約5倍高速化 - io_
uringのさまざまな改善 - …リングのサイズ変更のサポート、部分的なバッファの複製、静的NAPIサポート、ハイブリッドI/
Oポーリングのサポートなど
- …リングのサイズ変更のサポート、部分的なバッファの複製、静的NAPIサポート、ハイブリッドI/
- ARM64仮想化
- …Arm CCA
(Confidential Compute Architecture) のもとで保護された仮想マシン (VM) 内でLinuxを実行可能に
- …Arm CCA
- ARM64のセキュリティ改善
- …ROP
(Return Oriented Programming) 攻撃を防御するためのガードコントロールスタック 「GCS」 の実装
- …ROP
- AMDの第5世代サーバ向けCPU
「AMD EPYC 9005」 の機能の一部であるPCIe TPH (TLP Processing Hints) の有効化 - 多数の新しいRustインフラストラクチャコードの追加
- NVMe 2.
1のサポート - ReiserFSファイルシステムのメインラインからの完全削除
Linusはすでに次のカーネルとなる
なお、LinusはLinux 6.