イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderの機能の一つ⁠グリースペンシルについて知ろう

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第52回目は、Blenderで用意されている機能のうち、グリースペンシルについて学んでいきます。

グリースペンシルとは

グリースペンシルとは、Blender上で線を自由に書いて、2Dイラストなどを描くことができる機能です。

グリースペンシルを使うことで、モデリングしたオブジェクトの上に直接イラストを描いて3Dモデルに対して2D的アニメーション表現ができたり、絵コンテをBlender上で作成することなどが可能になります。

グリースペンシルでできること

グリースペンシルでは、3Dの空間上に線を描いたり、塗りを作成したり、長方形の図形などを描いたりすることができます。

ほかにも、オブジェクトの面に沿って線を描いたり、描いた線を立体的に動かしたりすることができます。

また、⁠オニオンスキン」という機能もあるので、前後の線の位置を確認しながら、パラパラ漫画のようなアニメーションを作成することも可能です。

グリースペンシルの特徴

グリースペンシルでは、ほかのイラストソフトと同じようにレイヤー機能があります。この機能を使うことで、線と塗りを別のレイヤーに分けることができます。

グリースペンシルで描かれた線は、点の集合で表現されています。そのため、⁠編集モード]に切り替えることで、ほかのオブジェクトと同じように、頂点を動かして線の形を変えられるなど、線の編集が可能です。

また、グリースペンシルにもマテリアルが適用されています。そのため、同一のマテリアルで描いた線が複数あり、適用させているマテリアルの色を変更した場合、同一のマテリアルで描いた線は一括で色が変更されます。


今回は、グリースペンシルの概要について見ていきました。次回は、実際にグリースペンシルを使って線を描いていく予定です。次回も読んでくださると嬉しいです!

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