オープンソースのEメールマーケティングプラットフォームBillionMaill V3.0がリリース “スパム判定を避ける機能”ベータ版実装

香港aaPanel Ltd.は2025年6月19日、同社が開発するオープンソースのメールサーバー兼EメールマーケティングプラットフォームBillionMailの新バージョンBillionMail V3.0をリリースした。

BillionMailはビジネスや個人ユースでメールキャンペーンを簡単に管理できるよう設計されたメールサーバー兼Eメールマーケティングプラットフォーム。Linux上で動作し、AGPLv3ライセンスのもとオープンソースとしてGitHub上で公開されている。メールサーバーとしてはPostfix、Dovecot、Rspamdなどの既存のオープンソースツールがコアとなっているが、これらをガイド付きのインストーラにより最適に設定し、マーケティング機能とともに数分でインストールすることができるという。メールマーケディング基盤としてはメールマガジンやニュースレター、プロモーションメールなどメールマーケティングに関するさまざまなメール送信をコントロールでき、分析機能や顧客管理機能ももつ。

BillionMailのダッシュボード
BillionMailのダッシュボード

V3.0では「IP Warmup System」という機能がベータ版として実装された。これはメール送信パターンを分析し、配信率を制御することで、受け手側のスパム判定を避けることができる機能であるとのこと。

また、トランザクションメールのサポート、IPホワイトリスト、頻繁なAPI呼び出しに対応する高性能アーキテクチャが実装されている。

ダッシュボードでは、統計情報をインタラクティブに表示できるようにしたほか、時間範囲指定のフィルタリングやトレンド分析チャート、ESPパフォーマンス指標などをサポートしている。

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