nodejs.orgは2025年5月にメンテナンスサポートが終了したNode.js 18、およびそれ以前のバージョンについて、セキュリティ上の懸念からより新しいLTSバージョンへのアップグレードを呼びかけている。
nodejs.orgの調査によると、サポート終了となったNode.js 18は5月以降も月間約5,000万ダウンロードを記録、さらにその前のバージョンも月間数千万ダウンロードされている。これはNode.jsコミュニティの約30%が依然サポート対象外のバージョンを使用していることを意味しているという。一方、v18サポート終了後の2025年5月のセキュリティリリースでも、新たに高深刻度/中深刻度/低深刻度の問題が各1件修正された。これらの修正はNode.js 18以前のバージョンには当然適用されていない。
Node.jsの偶数バージョンは、「Active LTS」としてアクティブリリース後30ヵ月間のサポートが保証されている。node.js.orgでは、2025年6月時点ですでにメンテナンス期間に入っているNode.js 20ではなく、サポート終了がv20より1年先の2027年4月となるアクティブバージョンであるNode.js 22へのアップグレードを推奨している。
Node.js各バージョンのリリーススケジュール(nodejs.orgより)
またv22へのアップグレードも「あくまで一時的な解決策」で、常に最新のアクティブLTSバージョンのアップグレードを繰り返していくことを心がけて欲しいとのこと。
なお、都合でどうしてもアップグレードができない場合、nodejs.orgではHeroDevsなどが提供している有料のNode.jsサポートを受けることを提案している。