OpenAI⁠Agents SDKを利用したカスタマーサービスとアプリケーションテスト向けのAIエージェントのデモを公開

OpenAIは2025年6月、Agents SDKを活用したカスタマーサービスおよびアプリケーションテスト向けのAIエージェントのデモアプリをGitHubで公開した。また、以前から公開していたResponses APIを使ったNextJSスターターアプリがMCPやコードインタプリタツールに対応したことも告知した。いずれもMITライセンス。

Customer Service Agents Demo

Customer Service Agents Demoは、Agents SDKを活用したカスタマーサービスエージェントのデモ。このデモでは、複数のエージェント(Triage Agent、Seat Booking Agent、Flight Status Agent、FAQ Agent、Cancellation Agentなど)が役割分担し、座席変更や運航状況の問い合わせ、FAQ対応など、航空会社のカスタマーサービスを想定したやり取りを体験できる。エージェント同士の役割分担や、意図しない質問へのガードレール機能も備えている。

Testing Agent Demo

Testing Agent Demoは、OpenAIのCUA(Computer Use Agent)モデルとcomputer use tool、さらにPlaywrightを組み合わせたWebアプリケーションのテスト自動化デモ。CUAモデルは、与えられたテストケースに従い、computer use toolを通じて実際のブラウザ上でクリックや入力などの操作を自動で実行する。デモはNext.jsフロントエンド、CUAサーバー、サンプルアプリの3つの構成で成り立っている。

Responses starter appのアップデート

Responses starter appは、マルチターンの会話やストリーミング、関数呼び出し、Web検索、ファイル検索といった機能を備えている。これを出発点に、独自の対話型アシスタントやチャットボットなどを、応答APIと組み込みツールを活用して構築できる。今回、MCPツールやコードインタプリタに対応するアップデートが行われた。

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