オープンソースのAI開発エージェント基盤にコマンドライン版「OpenHands CLI」登場

2025年6月17日、オープンソースのAIソフトウェア開発エージェントプラットフォームOpenHandsをターミナルからコマンドラインで操作できる「OpenHands CLI」がリリースされた。

OpenHandsはAIと自然言語でやりとりすることでコーディングをはじめデバッグや開発にともなうファイル操作、コマンド実行やAPIの呼び出し、テストやリファクタリングなどを自立的に行うことができる開発エージェントプラットフォーム。MITライセンスのもとオープンソースとして公開されている。

OpenHands CLIはこれをターミナルからコマンドラインで利用できるようにしたもので、GUIが不要なため、ローカルのインストールにDockerが不要になり、リモートサーバーやIDEなど、使い慣れた環境で作業できるようになった。またコマンドラインならではの軽い動作でパフォーマンスも向上し、簡単なキー入力で操作を行うことができる「スラッシュコマンド」など、開発に慣れたユーザーには使い勝手が良いとのこと。

OpenHands CLIのインストールにはPython 3.12または3.13が必要で、pipコマンドでパッケージをインストールできる。またこれまでのOpenHandsと同様AIモデルに依存せず、クラウドベース、ローカルモデルを問わず、あらゆるLLMプロバイダのモデルを利用できる。クラウドベースでは、現時点ではClaude 4 sonnetが最高のパフォーマンスを発揮するという。一方、ローカルのLLMではMistral AIとの共同開発でソフトウェアエンジニアリングタスクに特化したDevstral(Apache 2.0ライセンス)が挙げられている。

その他、OpenHandsの推奨モデルはモデルリストを参照。

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