GitHub⁠リモートGitHub MCPサーバーをパブリックプレビューで提供開始

GitHubは6月12日、リモートGitHub MCP Serverをパブリックプレビューとして提供を開始した。

GitHub MCPサーバーは、Visual Studio CodeやClaude DesktopのようなMCPに対応するAIツールから、GitHubのコンテキストと機能、つまり最新のIssueやプルリクエスト、ファイルを参照・操作するためのもの。

リモートGitHub MCPサーバーを使うことで、ローカルでGitHub MCPサーバーを実行しなくても済むようになる。リモート版を利用するには、リモートMCPとMCP認証に対応しているAIツールが必要になる。

特に、Visual Studio Code上でリモートMCPサーバーを利用するには、GitHub MCPサーバーのGitHubページ上にあるインストールをサポートするボタンを押して進めるのが簡単な方法だと紹介している。その後、GitHubで認証し、スコープを設定するとCopilot上で利用できる。

なお、リモートGitHub MCPサーバーでの認証にはOAuth 2.0とPersonal Access Token (PATs) を利用できるが、OAuthが推奨されている。近日中にPKCEにも対応予定とのこと。

また、リモート版とローカル版は同じコードベースを共有しているため、リモートMCPが使えないAIツールにおいてローカル版にフォールバックして利用することもできる。

注意事項として、パブリックプレビューの間にVS CodeやVisual StudioでリモートMCPサーバーを利用する際、OrganizationではEditor Preview Policyを有効化する必要があること、JetBrains、Xcode、EclipseのCopilotでは現時点でリモートMCPサーバーにはまだ対応していないこと(近日対応予定)が挙げられている。

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