Threads⁠「フェディバース」フィードとフェディバースアカウントの検索機能を追加 —⁠—別途⁠ネタバレ注意機能やDM機能も一部アカウントでテスト中

Threadsは6月17日、⁠フェディバース」フィードと、Fediverseアカウントの検索機能を追加したことを発表した。ただし、現在のところ「フェディバース」の投稿に対してThreadsからの返信はまだできず、いいねしかできない。

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「フェディバース」フィード

「フェディバース」フィードは、Threadsのフォローの投稿が表示される通常の「フォロー中」フィードとは別に、ほかのFediverseサーバーにいるフォローの公開投稿のみをまとめて表示する専用のフィード。

PC版ではたとえば、新規にフィードを追加する際に「フェディバース」フィードを選択できる。モバイルアプリでは、⁠フォロー中」フィードの上部に「フェディバース」フィードに遷移するためのリンクが追加されているので、それをタップするかたちで表示できる。

Threadsの「フェディバース」フィード

フェディバースアカウントの検索

また、Threadsの検索において、正確なFediverseユーザーのアカウント(@Flipboard@flipboard.socialなど。最初の@が必要なことに注意)を入力することで、そのFediverseサーバー上のアカウントを表示するようになった。ここから簡単に、特定のFediverseアカウントを直接フォローできるようになったことになる。ただし現在のところ、Threadsの検索において、検索文字列の入力を確定して検索結果画面に移行してしまうと、その表示が消えてしまうことに注意する必要がある。

これらの機能を利用するためには、設定の「アカウント」にある「フェディバースでのシェア」を有効にするのが前提となる。

ThreadsのFesiverse対応に関してのインタビュー

また、ThreadsのFediverse対応から1年が経過したことを受けて、David Imel氏によるThreads開発者の一人Peter Cottle氏へのインタビューが行われた[1]。主なやりとりの要約は以下のとおり。

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  • 現在の「フェディバース」フィードでは、Fediverseサーバーからの公開投稿の投稿(スレッドのトップレベルの投稿)が表示されるが、公開投稿の返信は表示されない。これは技術的な制約ではなく、フィードが重複投稿や返信で埋まらないようにするための設計上の判断とのこと。

  • 今後の実装において、Fediverseの投稿や返信に対してThreadsからも返信できる機能は検討しているとのこと。⁠初期の対応でThreadsからFediverseへのコンテンツ配信に注力し、現在はFediverseからThreadsへの取り込みもMVP(Minimum Viable Product)として完成度が高まってきている。次のステップとして返信機能などの拡充は自然な流れと考えているとのこと。)

  • Fediverseの仕組みや利点については、アプリ内での案内や、プライバシーセンターでのガイドヘルプセンターのガイドを通じて、ユーザーへの啓蒙活動を進めている段階。

  • アカウントポータビリティ(他サーバーへの移行)の実装について、具体的な時期は未定だが、重要な課題として認識している。

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