7月9日、GoogleはWear OS搭載のスマートウォッチでGeminiが利用できるようになったと発表しました。
Wear OS by Google スマートウォッチで Gemini を使う方法
Geminiは、Google PixelシリーズやSamsungの一部のスマートウォッチなど、Wear OS by Googleを搭載したスマートウォッチで利用できます。対応機種は順次拡大予定で、今後数週間以内に、Wear OS 4以降を搭載したデバイスにも展開されます。
Geminiに対応したことで、スマートウォッチに自然に話しかけることで内容を理解します。
筆者は、初代Pixel Watchが手元にあります。
これはマメにアップデートがされており、Wear OSのバージョンは5.
スマートウォッチへ戻るキッカケになるか
筆者がスマートウッチを身に付ける理由は健康管理です。
腕時計好きの目線で、スマートウォッチが専有している左手首を腕時計に返せないと考え、見つけたのが
しかし、有能な相棒がそばに居てくれるのであれば、再考の余地があります。今回のアップデートで、腕時計でGeminiが使えるようになれば、また、スマートウォッチを使い始める理由になります。試しに、しばらくの間身につけて見て、自身の生活に変化が出るか検証してから結論を出したいと考えています。
当面の選択は2つの時計
とは言えど当面の選択肢は、Pixel WatchかGalaxy Watch 8です。
Galaxy Watch 8は、8月上旬の発売がアナウンスされています。デザインは、ダイバーズウォッチ風の回転ベゼルを持つGalaxy Watch 8 Classicの方は好みです。ただ、ケースサイズが46mmで、トレンドから見れば大柄の腕時計であることが唯一気になります。実物を確認してみたいです。
Galaxy Watch8 Classic
一方のPixel Watchは、4世代目が秋頃には発売されると予想されています。こちらは、2サイズ展開で小さいケースが41ミリなので、今のトレンドを押さえています。購入するのであれば、こちらが有力でしょうか。
当面は、手元のPixel Watchで使い込んで、どのような変化が起こるのか見極めて、手放せないとなれば、デバイスの新調を検討してみます。
AIを武器にしてApple Watchの牙城は崩せるか
スマートウォッチと言えば、誰しもがApple Watchと思い浮かべるほどで、代名詞的な存在です。しかし、Apple Intelligenceを搭載するSiri
Apple sued by shareholders for allegedly overstating AI progress | Reuters
スマートウォッチの初期は、Android Wearが先行しており、Apple Watchは後出しでした。ただ、健康管理を用途メインとして舵を切り、用途をユーザーに対してわかりやすく明示したことが、大きな転期にはなり、今のApple Watchを築き上げました。
とは言えども、Pixel WatchやGalaxy WatchでGeminiにアクセスできる環境が整い、身の回りのタスクであれば、ひと声かけて片付けてくれるような世の中になれば、LLM Siriは2026年と言っていれない状況です。また、Apple Watchへの搭載もすぐさまといかなければ、厳しい状況に置かれます。
スマートウォッチでの健康管理も、デバイスに搭載されるセンサーが増えない限りは、大差なく差別化要因とはなりません。Googleは、Geminiを活用して個別化した健康インサイトを提供するともしているので、これが登場すれば、個人に寄り添った健康管理ができます。
Geminiがあらゆるデバイスで使えるようになって、2025年後半に向けて、もう一段動きがありそうな予感がします。
今週は、このあたりで、また来週。