このXWaylandとは異なるアプローチで"X on Wayland"を実現しようとしているのが、Alpine Linux開発者のAriadne Conillがローンチしたオープンソースプロジェクト「Wayback」だ。XWaylandがWayland上でXアプリを動かすための互換レイヤであるのに対し、WaybackはWayland上で「完全なXデスクトップ環境(full X desktop environments)」を実行するための互換レイヤ、つまり既存のXユーザが使っているレガシーなウィンドウマネージャやデスクトップ(fvwmやTWMなど)を見た目そのままにWayland上で再現することを目指している。