Fastly⁠TollBitと提携しAIボットのアクセスを収益化するサービスを提供へ

Fastlyは2025年7月1日、TollBitと提携し、同社のユーザーコンテンツに対するAIボットアクセスを収益化するサービスの提供を発表した。

Fastlyは2025年4月にAIボット管理機能をリリースし、ユーザーはコンテンツへのAIボットのアクセスを把握し、同意しないアクセスをブロックできるようになった。今回、AIボットによるアクセスの認証、分析、収益化プラットフォームを提供するスタートアップであるTollBitと提携することにより、以下が可能になるという。

  • Fastly AIボット管理によるボットの検出および分類
  • AIボットをTollBit Bot Paywall(無償で設定可能なサブドメイン)にリダイレクト
  • トークンを検証し、有効なトークンを持つボットにコンテンツアクセスを許可
  • その他すべてのAIボットにアクセスに対して支払いを要求

このサービスを利用する場合,まずTollBitにアカウント、およびAIボットとエージェントのゲートウェイとなるサブドメインの作成(無料)を行い、AIベンダごとの価格設定とアクセスルールを設定する。

その後,Fastly AI Bot Managementダッシュボードを開き、⁠AI Bot Signal」を選択する。アクションの項目で「Block」を選択し、レスポンスコードを302に変更、リダイレクトURLとして先に登録したTollBitサブドメインを指定すると、AIボットアクセスに課金する準備が完了する。

Fastly AI Bot Managementダッシュボード
Fastly AI Bot Managementダッシュボード

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