Gemini CLIでカスタムスラッシュコマンドのサポートを開始

Googleは2025年7月31日、コマンドライン型AIアシスタント「Gemini CLI」で再利用可能なプロンプトを定義できる「カスタムスラッシュコマンド」をサポートしたことを発表した。

スラッシュコマンドは、ローカルに保存された.tomlファイル、またはMCP(Model Context Protocol)プロンプトで定義できる。

ローカルの~/.gemini/commands/ディレクトリ内に、たとえば「test.toml」というファイルでスラッシュコマンドを定義すると、Gemini CLIから/testと入力することでこのファイルに定義されたプロンプトをコマンドとして呼び出すことができる。また、コマンド(.tomlファイル)をサブディレクトリに置くことで、同種のコマンドをまとめることも可能。たとえば~/.gemini/commands/git/commit.tomlで定義されたプロンプトは/git:commitというスラッシュコマンドで呼び出せる。

Gemini CLIのネームスペース

さらに、MCPサーバーが提供するプロンプトテンプレートをカスタムスラッシュコマンドとして登録することで、MCPサーバーを効率よく使えるようになる。その際、MCPプロンプトのnamedescriptionはスラッシュコマンドの名前とその説明に使用される。プロンプトの引数もサポートし、/コマンド名 --<引数名>="<引数値>"または/コマンド名 <引数1> <引数2>といった形で使用できる。

カスタムスラッシュコマンドを使用するにはGemini CLIを最新バージョンにアップグレードする必要がある。詳しくはGemini CLIのドキュメントを参照。

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