GitHub Copilotの便利なカスタマイズリソースをまとめたAwesome GitHub Copilot Customizationsリポジトリ公開

Microsoft/GitHubは2025年7月2日、GitHub Copilotをカスタマイズして最大限に活用できるためのコンテンツ/リソースをまとめた「Awesome GitHub Copilot Customizations」リポジトリをリリースした。

「Awesome GitHub Copilot Customizations」は、コミュニティがまとめたGitHub Copilotのリソースで、MITライセンスで公開されている。以下の3つのコンテンツから成り、いずれもMarkdown形式で記述されたファイルにより設定される。

カスタムインストラクション
チームのワークフロー、特定のスタイルの好み、コーディング標準などについて、Copilotに具体的なコンテキストを与える指示。たとえば、どのテクノロジーを優先するか、コードレビューで何をチェックするかなどの情報を与える。.github/copilot-instructions.mdとして保存して利用できる。リポジトリではNext.js + Tailwind開発手順やPythonコーディング規約、Go開発手順、C#開発などのインストラクションファイルが用意されている。
再利用可能なプロンプト
特定の開発シナリオやタスク向けに、すぐに使用できるプロンプトテンプレート。プロンプトテキストは、特定のモード、モデル、利用可能なツールセットを使用して定義される。設定したプロンプトは.github/prompts/以下のディレクトリに保存し、スラッシュコマンド等で呼び出すことができる。リポジトリには、⁠JavaScript/TypeScriptテストを作成するためのベストプラクティス」⁠任意の言語またはフレームワーク向けに最適化されたマルチステージDockerfile」などのプロンプトが用意されている。
カスタムチャットモード
GitHub Copilot Chatの動作を特定のタスクに合わせてカスタマイズできる定義済みの設定。.github/chatmodes/以下にファイルとして保存し、拡張機能と組み合わせて利用する。リポジトリではデバッグモードを体系的に進める手順やPostgreSQL操作手順などがまとめられている。

また、すでに使用している有用なインストラクション、プロンプト、チャットモードファイルがあるなら、ぜひAwesome GitHub Copilot Customizationsリポジトリにコントリビュートしてほしいとのこと。

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