NotebookLM⁠Studioパネルを刷新⁠動画解説の作成も可能に(ただし動画解説は英語のみ)

NotebookLMは2025年7月29日、ノートブック上のStudioパネルをより使いやすくするために刷新したことを発表し、ユーザーに展開し始めた。また、動画解説の作成も可能になった(ただし動画解説の作成は現在、英語のみ⁠⁠。

NotebookLMでノートブックを開いたときに、右側に表示されるStudioパネル。今回、このStudioパネルが刷新された。

具体的には、Studioパネルの上部に「音声解説(Audio Overviews⁠⁠」[1]「動画解説(Video overviews⁠⁠マインドマップ」⁠レポート」を作成するためのタイルが表示されるようになった。作成したコンテンツはすべて、これらのタイルの下に一覧で表示される。

また、同じ種類の出力を複数作成・保存できるようになった。複数言語の音声解説を1つのノートブックで作成したり、異なる章のマインドマップや音声解説、動画解説を作成できるようになった。

さらに、Studioパネル内で作成したものを同時に見聞きできるようになった。たとえば、音声解説を聴きながら、同時にマインドマップを確認したり、学習ガイドを確認したりできる。

新しく作成できるようになった「動画解説」では、ノートブック内のソースについてAIナレーション付きのスライド動画を作成できる。ソースからは文章や画像、図、数値を抽出してスライドに表示する。これにより、理解しやすいコンテンツに凝縮できるという。

以下は、今回の発表をまとめた動画解説。

動画解説をカスタマイズすることも可能で、⁠特定のトピックに焦点を当てる」⁠特定のユーザーを対象にする」⁠図解を中心にする」といったコンテキストをプロンプトで指示できる。

この動画解説は、共有機能を使って他のユーザーに見せることもできるし、MP4ファイルとしてダウンロードすることもできる。

なお、動画解説の生成には時間がかかる場合があること、またAIによって生成されるため、不正確な情報や音声の乱れが含まれる場合があるとを注意している。

新しいStudioパネルは来週あたりまでには、すべてのユーザーに展開予定とのこと。動画生成の他言語対応は、今後のアップデートで対応予定。

なおNotebookLMの利用制限として通常の無料プランの場合、100個のノートブックを作成でき、それぞれのノートブックで最大50個のソース(各50万語まで)を追加できる。1日あたりの上限はチャットクエリ50回、音声生成3回、動画生成3回。Proプランにアップグレードすると、最大500個のノートブック、各ノートブックに300個のソース、1日あたりチャットクエリ500回、音声生成20回、動画生成20回まで利用できる。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧