NotebookLM⁠共有機能を活用した公式厳選の「おすすめのノートブック」提供開始

Googleは2025年7月14日、調査アシスタントサービス「NotebookLM」において、公式が厳選した「おすすめのノートブック(Featured Notebooks⁠⁠」の提供をおこなうことを発表した。

NotebookLMは、特定のテーマに関する様々な資料をもとに「ノートブック」を作成し、AIによる要約や質問応答、情報整理、音声概要などを行えるサービス。共有機能については、特定ユーザーに共有できる機能、そして先日NotebookLMユーザーすべてと共有できる「公開ノートブック」機能が追加されていた

今回、この「公開ノートブック」機能を活用して、公式が厳選した「おすすめのノートブック」を新たに提供していくことを案内した。著名な著者、研究者、出版社、非営利団体と連携し、信頼性の高い情報や専門的な知見をまとめたノートブックを公開していく方針とのこと。

NotebookLMのトップページには「おすすめのノートブック」の項目が掲載されているので、そこからノートブックを選択して開くことになる。なお、現時点でモバイルアプリではおすすめのノートブックの項目は表示されないため、デスクトップ版で一度開き、履歴として表示されるノートブックを開いてほしいと紹介している。

今回、⁠おすすめのノートブック」の初期ラインナップとして掲載されたものは以下のとおり。

  • ビジネス「上位50社の第1四半期決算報告」⁠2025年4月18日公開、91個のソース)
  • The Economist「The World Ahead 2025」⁠2025年7月8日公開、70個のソース)
  • Eric Topol「長生きの秘訣」⁠2025年5月6日公開、16個のソース)
  • 芸術・文化「ウィリアム シェイクスピア: 戯曲全集」⁠2025年4月26日公開、44個のソース)
  • The Atlantic「How To Build A Life, from The Atlantic」⁠2025年4月23日公開、45個のソース)
  • Our World in Data「健康、富、幸福のトレンド」⁠2025年4月15日公開、24個のソース)
  • 旅行「科学ファン向けのイエローストーン旅行ガイド」⁠2025年5月12日公開、17個のソース)
  • Techno Sapiens「デジタル時代の子育てアドバイス」⁠2025年5月6日公開、21個のソース)

現時点では、The EconomistやThe Atlanticといったパートナーと共同開発したものや、パブリックドメインの情報に基づくノートブックのみを掲載していく方針とのこと。将来、より多くのクリエイターにも開放することを模索していくという。

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