Android XRは、Project Moohanの名前で呼ばれており、Samsungがデバイスを開発中で、2025年内
1月に発表された段階では、Apple Vision Proの対抗と見られていたので、時間を空けることなく発売されると考えられていました。しかし、その後、情報はあまり提供されず、待てども発売されてないので本当に発売されるのか?
Don’t worry, Samsung’s Android XR headset is still launching in 2025
先で行われた、Galaxy Z Fold 7/ Flip 7の発表イベントでは、何かしら発表があるのではないかと見られていましたが、何もなかったので、Android XR関連の情報は久しぶりになります。しかし、6月18日の記事では、予想よりも早く登場する可能性に触れた記事も公開しています。
Samsung's Android XR headset may be ready for launch sooner than you'd think
記事によれば9月29日に発表会が行われて、10月13日に韓国から発売が開始され、その後、世界展開されるという内容です。クリスマスシーズンを考慮すると10月の発売は現実的かもしれません。
依然、情報は闇の中
Android XRに関しては、ほとんど情報がありません。わかっている範囲は次のとおりです。
SoCは、Quest 3およびQuest 3Sに搭載されているSnapdragon XR2+Gen 2と同じか、上位版になる可能性があるとされています。
Micro-OLEDディスプレイは、1.
Hands-On With Samsung's Android XR Headset, Shipping In 2025
ソフト面では、Geminiが統合されることもわかっています。Geminiへ指示を出すなどのやりとりだけでなく、見ているものを尋ねるなど、スマートフォンで行うよりもより自然な流れで、人とコンピュータとの仲を取り持つ役割を担えるはずです。
Google I/
人とコンピュータの接点を再定義するか
人とコンピュータの接点の視点で見れば、被るようなスタイルで使うヘッドマウントディスプレイは装着の負担が大きくて気軽に使えません。現実的な選択は、スマートグラスとAIの組み合わせで、これが人とコンピュータの新たな接点になるのではないかと考えます。
2015年から2018年頃まで
当時を振り返れば、音声インタフェースは、決まった命令しか理解しない辿々しいもので、コマンドを覚えてタイプしているような様相で、先祖返りしている感がありました。また、コンピュータからの音声による返答は、聞き逃すことがあり、結局は、スマートフォンの画面を見返すこともありました。コンピュータに振り回されることが楽しいので、これは、これで楽しんでいたワケです
Android XRにはディスプレイが搭載されるので、コンピュータからの返答を逃すようなことはなくなります。しかし、メガネを身につける必要があります。これを普段からつけない者にとっては邪魔な存在で、従来のことが新たなスタイルでできるだけでは、使うことに消極的になります。
先で取り上げた、GoogleのThe Keywordブログに
2025年中には、いくつかのデバイスが登場することになりますが、メガネと縁遠い者にとっては、コンテンツだけでなく体験も重要です。いまのスマートフォンとの関係よりも、より近い存在となるのか、それとも特別な時に役立つ存在になるのか、かけたくなるメガネとは何か?
今週は、このあたりで、また来週。