本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第 58回目は、AIを使って指示を出し、Blender上でモデリングを行う方法を見ていきます。
前回のおさらい
前回は、AIツール

設定をしたにもかかわらず、ClaudeやBlender上でうまく表示されない場合は、パソコンを再起動してみましょう。

実際に指示を出してみよう
今回は、実際に指示を出してみてどのような結果になるのか見ていきましょう。まずは、BlenderとClaudeを起動します。Blenderが起動で来たら、Nでサイドメニューを表示させ、

次にClaudeで指示を出していきます。試しに、Claudeに
会話を進めていくと

許可をすると、Blender上でモデリングが行われていく様子がわかります。なんと、マテリアルまで適用してくれます。

………が、結果を見てみると、そううまくはいかないか〜、といった感じです。

もう少し簡単なオブジェクトの生成をお願いしてみましょう。
まずは、今作成してもらったオブジェクトを削除してから、新しいオブジェクトを作成する指示を出してみます。
「Blender上で立体的なハートの形のオブジェクトを作って。」

結果を見てみると次のような形になりました。先ほどよりかはいい結果になっていると思います。今回はモディファイアーまで適用されています。

このように、比較的簡単なモデリングであれば思ったとおりのオブジェクトを生成できそうですね。しかし、わたしの想定としては、中が空洞ではなく閉じられたものを想定していたので、思いどおりのものを生成してもらうのは難しいようです。
ただ、ハートの形はきれいにできていて手作業で作成したときと同じようなクオリティであると言えそうですが、その一方で完璧に想定したものを生成するにはコツがいりそうです。
また、Claudeは無料版の場合、会話できる量に制限があります。しかし時間が経てばリセットされ、また使えるようになります
今回は、実際にAIツールを使ってモデリングを行ってみました。次回は、もう少し複雑なモデリングの指示を出したあと、そのモデルを修正しながらモデリングを行っていくと、どれくらい効率的に進めることができるのか、などを見ていく予定です。
次回も読んでくださるとうれしいです!