Gemini CLI GitHub Actionsが登場 ―AIエージェントが開発ワークフローを強力にアシスト

Googleは2025年8月5日、AIが開発ワークフローの自動化をアシストする「Gemini CLI GitHub Actions」をベータ版としてリリースした

Gemini CLI GitHub Actionsはコマンドラインで動作するAIアシスタント「Gemini CLI」を、GitHubの開発ワークフロー自動化機能「GitHub Actions」に統合したもの。Geminiと会話することで開発中におけるイシューの発生やプルリクエストなどのイベントをトリガーとしてバックグラウンドで非同期的に動作し、プロジェクトのコンテキスト全体にもとづいてタスクを自動処理する。Gemini CLIは個人用ターミナルでの使用を前提としたツールだが、Gemini CLI GitHub Actionsは開発者同士が連携するプラットフォーム上でチームコラボレーションを実現するために開発された。

Gemini CLI GitHub Actionsは以下の3つの機能から成る。

インテリジェントなイシューのトリアージ
新しいイシューの管理にかかるオーバーヘッドを自動化。受信したイシューを分析、ラベル付け、優先順位付けすることで、開発者はより重要な問題に集中できる。
プルリクエストレビューの高速化
コード変更に関する洞察を行いフィードバックを即座に返す。プルリクエストの品質、スタイル、正確性をレビューでき、レビュー担当者はより複雑なタスクや意思決定に集中できる。
オンデマンドコラボレーション
課題やプルリクエストで@gemini-cliをメンションすると、そのタスクをAIに委任できる。⁠検知したバグのテストを書く」⁠提示された変更を実装する」⁠代替案をブレインストーミングする」⁠バグを修正する」といったタスクをAIに指示することが可能。

Gemini CLI GitHub Actionsを利用するにはGitHubからGemini CLI 0.1.18以降をダウンロードし、/setup-githubを実行する必要がある。

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