GitLab Duo Agent Platformの一般提供開始 ―AIエージェントがソフトウェア開発サイクル全体をサポート

GitLabは2026年1月15日、エージェント型AIを使った開発プラットフォーム「GitLab Duo Agent Platform」の一般提供を開始した。GitLab Duo Agent Platformは、AIエージェントがコーディングだけでなくプロジェクトのフローからデリバリーまでソフトウェア開発ライフサイクル全体でさまざまなユースケースをサポートする。

同社によると、AIツールは開発者のコード作成を向上させ、生産性が10倍向上したという報告もある一方、開発サイクル全体におけるコード作成時間は20%に過ぎず、全体の速度向上への寄与は限定的で、さらに、コード作成のスピードアップがコードレビュー、脆弱性やコンプライアンスチェック、下流バグ修正といったバックログの増加などの新たなボトルネックを引き起こしているという。

このような状況を解決するため、GitLab Duo Agent Platformはソフトウェアライフサイクル全体にわたるインテリジェントなオーケストレーションとエージェント型AIによる自動化を実現する。GitLab Duo Agent Platformは以下のコンポーネントから成る。

GitLab Duo Agentic Chat
従来のGitLab Duo Chatをベースに開発され、課題、マージリクエスト、パイプライン、セキュリティ検出結果など開発サイクル全体のコンテキストを活用し、GitLab Web UIとIDE全体でマルチステップ推論を実現、ユーザーに代わって自律的にアクションを実行し、複雑な質問にもより包括的な回答を返すよう支援する。あらかじめ分析、コーディング、CI/CD、セキュリティなどのユースケースをサポートしており、主要な言語やフレームワーク、アーキテクチャに対応できる。
さまざまなエージェントに対応
GitLabによって提供されるFoundational Agent、Planner Agent、Security Analyst Agentのほか、ユーザーがAIカタログを使用して構築できるカスタムエージェント、そしてAnthropic Claude CodeやOpenAI Codex CLIなどのAIツールが統合されている外部エージェントを組み合わせて使用することができる。
エージェントワークフロー
複数のエージェントを連携させることで、開発の全体にわたって複雑なタスクを自動化できる。デベロッパ(イシュー~マージリクエスト)フローやCI/CDフロー、コードレビューフロー、IDEフローなど、同社のエンジニアリングチームがGA版に含まれる複数のフローを構築しており、今後さらに追加される予定。
MCPクライアント
GitLab Duo Agent PlatformをIDEから使用する場合、MCPクライアントを使用してJira、Slack、Confluenceなどの外部システムや、その他のMCP対応ツールに安全に接続し、DevSecOpsツールチェーン全体でコンテキストを取得してアクションを実行できる。MCPクライアントによってGitLab Duo Agent Platformはプランニングからコラボレーション、実行まで実際のシステム全体を理解、操作できるようになる。これにより手動によるコンテキスト切り替えが削減され、実際の作業方法を反映したより包括的なエンドツーエンドのAI活用ワークフローが実現する。また現在ベータ版であるGitLab MCPサーバー機能にさらに機能を追加し、今後のリリースで一般公開する予定。

GitLab Duo Agent Platformの始め方や詳しい利用方法などは、Get started with GitLab Duo Agent Platform: The complete guideを参照。

GitLab Duo Agent PlatformはGitLab 18.8でGitLab PremiumおよびUltimateプランのユーザー向けに提供されており、GitLab 18.8リリースサイクル中にGitLab Dedicatedユーザーも利用可能となる予定。期間限定のプロモーションとして、Premium/Ultimateサブスクリプションが有効なユーザーにはそれぞれ12ドル/月と24ドル/月の利用クレジット[1]が自動的に付与され、クレジットの範囲内なら追加費用なしでDuo Agent Platformのすべての機能にアクセスできる。

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