Mac mini不要⁠Cloudflare Workers上でMoltbotが動く「Moltworker」オープンソースとして公開

Cloudflareは2026年1月29日、旧名称「Clawdbot」として知られるパーソナルAIアシスタントMoltbotを、同社のサーバレスコンピューティングプラットフォームCloudflare Workers上で動作させるミドルウェア「Moltworker」を、GitHub上でオープンソースとして公開した

Moltbot(旧Clawdbot)はローカル環境で動作するオープンソースのAIチャットアシスタント。個人のPC等にインストールしてSlackやDiscord等のメッセージングアプリでAIとチャットしてPCを操作することができるため人気を集め、これを使用するためにMac miniを購入するユーザが急増したことが話題になっていた。

Moltworkerは、Mac miniなどのローカルマシンでDockerを実行する代わりに、Cloudflare WorkersのSandboxコンテナ上でNode.js互換APIを使ってMoltbotを動作させる。Cloudflare AI Gatewayが、ユーザーのAIアプリケーションとAnthropicなどのAIプロバイダとのプロキシとして機能し、通過するリクエストを一元的に可視化し制御する。MoltbotがAI Gatewayを使用するには、新しいゲートウェイインスタンスを作成し、そのインスタンスに対して(たとえば)Anthropicプロバイダを有効化。次にプロバイダキーを追加するか、Unified Billingを使用するためのクレジットを購入する。あとは、MoltbotがAI Gatewayエンドポイントを使用するように ANTHROPIC_BASE_URL 環境変数を設定するだけで利用可能となる。

Moltworkerの仕組み
Moltworkerの仕組み

Moltbotはその強力な機能と利用の手軽さからセキュリティ上の懸念が指摘されてきたが、MoltworkerではCloudflareのゼロトラストアクセスを使用することでAPIと管理UIを不正な攻撃から保護することができる。ゼロトラストアクセスではエンドポイントに特定のポリシーとログイン方法を定義することでエンドポイントを保護。Cloudflareが認証を処理し、オリジナルエンドポイントへのすべてのリクエストにJWTトークンを自動的に含める。そのJWTを検証することで、リクエストが第三者による不正なものではなく、正当な認証を経たものであることを担保できる。

Moltworkerの詳しい始め方はGitHubリポジトリのReadmeを参照。なお、Sandboxコンテナを使用するには、Cloudflareアカウントと最低5USDのWorkers有料プランのサブスクリプションが必要となる。その他の製品はすべて、AI Gatewayのように無料で利用可能か十分な無料枠が用意されており、無理のない範囲で利用開始できるとのこと。また、同社によるとMoltworkerはPoC(Proof of Concept:概念実証)でありCloudflare製品ではないとしている。

情報2026年1月29日、Moltbotは名称を「OpenClaw」に変更した。

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