イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderの機能であるドライバーについて⁠設定方法やコピー方法を見ていこう

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第70回目は、前回に引き続き「ドライバー」という機能について見ていきます。

前回のおさらい

前回は、ドライバーの設定を実際にオブジェクトに行い、そのオブジェクトの動きを別のオブジェクトの動きに連動させてみました。⁠ドライバー」とは、このようにオブジェクト同士の別々の動きを連動することができる機能のことです。

設定項目を詳しく見ていこう

前回の記事で取り上げた各設定項目で、さらっと流して説明しているものがありました。そこで今回は、それらの設定項目についても見ていこうと思います。

ちなみに、設定項目とは次の箇所のことを記事内では指しています。

大まかに、以下の3つの項目に分けて見てきましょう。

※ここから先は、わかりやすさを重視して正確性に欠ける表現があるかもしれません。正確な説明についてはマニュアルも参照してみてください。

[タイプ]

まず一つ目の[タイプ⁠⁠。こちらでは、そのままドライバーのタイプを選択できます。変数の平均を出力したり、数式で計算した結果を出力したり……といった感じです。少々わかりにくいですが、デフォルトでは[スクリプト型の式]が設定されているので、今回はそちらを主に説明していきます。

「変数」とは、オブジェクトが持っている数値です。例えば、オブジェクトが移動した距離であったり、オブジェクトが回転した角度であったり。それらを「変数」として使用することができるのです。

[式]

[式]では、先ほど説明した[タイプ][スクリプト型の式]にしている場合に、意味があります。⁠式]に記述した内容をもとに、ドライバーの処理内容を変更できます。

デフォルトでは式の内容はvar + 0.0となっています。ここでのvarは変数のことです。

つまり、変数を参照する先のオブジェクトの動きと全く同じだけの割合を、ドライバーを設定したオブジェクトに連動させることができます。

例えば、varの後ろに*10を付け足すと、変数を参照する先のオブジェクトの動き×10倍の分の動きを、ドライバーを設定したオブジェクトに与えることができます。

そのため、変数を参照する先のオブジェクトがY軸上で動いた距離分、ドライバーを設定したオブジェクトが回転すると、変数を参照する先のオブジェクトはドライバーを設定した距離の10倍分回転することになります。

なにを変数にするのかの設定

最後に、なにを変数として設定するのかを決める項目について見ていきます。

まず、varと書かれている箇所左横にある「(X)」をクリックすると、変数のタイプを決めることができます。デフォルトではトランスフォームの情報から変数を決めています。つまり、オブジェクトの移動した距離や回転した角度が変数となるわけです。

[オブジェクト]では、どのオブジェクトの移動距離などを変数とするかを決めます。また[タイプ]では、どの動きを変数とするかを決めます。Z軸上を動いた距離なのか、Y軸を基準に回転した角度なのか、といった部分を設定するのです。

[スペース]では、どの空間をもとに変数とするかを決めますが、基本的にはデフォルトである[ワールド空間]で問題ないでしょう。

ドライバーのコピーや削除方法を見てみよう

少しだけ複雑な話をしてきましたが、最後に、ドライバーをほかのオブジェクトにコピーする方法と、ドライバー自体を削除する方法を見ていきます。それぞれの操作はとても簡単です。

まずは、ドライバーをコピーする方法です。ドライバーを設定しているオブジェクトを選択した状態で、ドライバーが設定されている項目の上で右クリックをします。するとメニューが表示されるので、⁠ドライバーをコピー]を選択しましょう。次に、コピーしたいオブジェクトを選択した状態で、先ほどと同様に、コピーしたい項目の上で右クリックをして[ドライバーをペースト]を選択することで、ドライバーをコピーできます。

そして、ドライバーの削除方法です。削除したい項目の上で右クリックするとメニューが表示されます。このとき、削除するメニューとして[ドライバーを削除][単一ドライバーを削除]があります。それぞれの違いは以下の通りなので、用途に合ったメニューを選択すれば削除の完了です。

今回、記事の中間あたりで説明したドライバーの式を使って、いろいろと数値を入れてみたり、計算をさせてみることで、連動させる動きに違いが出てくると思うので、試行錯誤してみると楽しいでしょう。

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