イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderで作成したオブジェクトを⁠別のBlenderファイル読み込んでみよう

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第71回目は、Blenderで作成したオブジェクトを、別のBlenderファイルに読み込む方法について見ていきます。

読み込む方法は主に2つ

Blenderで作成したオブジェクトを、別のBlenderファイルに読み込んで配置する方法はさまざまですが、主に「リンク」「アペンド」という方法があるので、それぞれの違いについてみていきましょう。

リンクについて

まずは、リンクを使ってBlenderファイルを読み込んでみます。立方体にマテリアルを適用しているBlenderを読み込んでみます。

今回の記事では、読み込むファイルの名前をtest.blendとしています。

リンクでファイルを読み込むには、まず新規でBlenderを開いて[ファイル]をクリックします。するとメニューが表示されるので、その中から[リンク]をクリックします。

ウィンドウが表示されたら、読み込みたいBlenderファイルを選択していきます。今回の例だと、test.blendファイルをまずは選択します。次に、そのファイルをダブルクリックして、読み込みたい項目を選択します。デフォルトでは、作成したオブジェクトは[Collection]の中に入っています。

そこで、その項目をクリックしていき、最下層までたどり着いたら[リンク]をクリックします。すると、test.blendファイルを読み込むことができました。マテリアルも適用された状態です。

仮に最下層までたどり着く前に[リンク]をクリックすると、次の階層に進むだけなので、あまり心配しなくても大丈夫です。

アペンドについて

アペンドを使っての読み込み方法も、リンクと同様です。

新規Blenderファイルを開いたら、⁠ファイル]メニューから[アペンド]をクリックします。あとは先ほどと同じようにしてBlenderファイルを選択すれば大丈夫です。ほぼ同じなので割愛します。

リンクとアペンドの違い

リンクとアペンド、操作はほぼ同じで読み込んだ結果もパッと見た目は同じように見えます。しかし、大きな違いに「読み込んだ元のファイルを編集したら、その編集内容が反映されるかどうか」があげられます。

リンクでは、読み込んだファイルとの関係が維持されたままなので、元のファイルを変更すると、新しく読み込んだ先のファイルでもその変更がファイルを再度読み込んだ際や、手動で操作を行うことで適用されます。反対に、アペンドでは独立したファイルとなるので、元のファイルを変更したとしても、その変更が適用されることはありません。ファイルの再読み込みや、手動でリンクと同じような操作を行ったとしても、変更が適用されることはないのです。

また、リンクで配置したオブジェクトは直接編集できず、アペンドで配置したオブジェクトは直接編集が可能、といった違いもあります。

リンクで読み込んだ場合に、元のファイルの変更を適用するには、画面右上にある[アウトライナー]の表示タイプを[Blenderファイル]に変更したのち、リンクのマークがついている項目上で右クリックをします。そして[再読み込み]を選択すると、変更内容が反映されます。

Blenderのファイルを読み込むときは、リンクとアペンドそれぞれの違いを理解して、選択できるようになるとよりBlenderで作業することが楽しくなるでしょう。

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