ノーコードでAIワークフローを構築できるOpal⁠エージェントステップを追加

Google Labsは2026年2月24日、AIワークフローを組み立てて実行できるノーコードビジュアルビルダーOpalにおいて[1]、これまで具体的なモデルを選択する必要があったGenerateステップでエージェントを選択できるようになったことを発表した。これにより、エージェントがユーザーの目的を分析してモデル(たとえば動画生成のVeo)を使ったり、必要なツール(たとえばWeb検索)を呼び出したりする、新しい「エージェントステップ」を設定できるようになった。

エージェントステップの実装により、ユーザーはGenerateステップで特定のモデルを決め打ちする代わりに、フローに応じてツールやモデルの呼び出し方を組み立てる役割をエージェントに委ねられるようになった。

エージェントは状況に応じて最も適切と思われるアプローチを判断し、自動的にモデルやツールを呼び出すため、ユーザーはより少ないステップの組み立てでAIワークフローが構築できるようになる。

このエージェントステップは、事前に定義された固定フォーマットから、リアルタイムの決定に基づく動的な処理への移行をもたらすとして、公式ブログで事例が取り上げられている。インタラクティブなストーリーブッククリエイターVisual Storyteller Opalでは、これまでページ数やユーザーの質問を事前定義する必要があったが、今後はエージェントが自律的に必要な詳細を判断し、物語の方向性を導くプロットを提案できるようになった。またインテリアデザイン用のRoom Styler Opalでは、空のリビング写真と理想のスタイルを入力すると装飾の初期案を生成し、フィードバックの対話を重ねながら好みの理解を深め、必要に応じてサブスタイルの調査や画像生成まで進めるようになった。

また公式ブログでは、Opalのエージェントをより有能にする新しいツールや機能として、次の3つを挙げている。

メモリー
ユーザーの名前やスタイルの好み、買い物リストなどの情報をセッションを越えて記憶する。この機能により、利用を重ねるほどOpalがパーソナルに成長する。
動的ルーティング
「@ Go to」ツールを使うことで、カスタムロジックに基づき、エージェントがたどる複数の経路を定義してワークフローを制御する機能である。基準を記述することで、条件が満たされた際にエージェントが適切なステップにルーティングされるようになる。
インタラクティブチャット
AIエージェント側からユーザーに対話を開始できる機能。情報が不足している場合や、次の段階に進む前に選択肢を提示したい場合に、エージェントから追加の質問や例示を行い、情報の収集を行う。

これらのツールや機能を利用することで、エージェントの自律的な目標達成能力と、ステップバイステップのワークフローの組み立てという、2つの利点を両立できるようになるという。なお、あらかじめフローが決まっているものをGenerateステップで意図どおりに実行したい場合には、エージェントではなく、これまでどおりモデルを選択することもできる。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧