GitHubは2026年2月19日、高速に動作するエディタZedにおけるGitHub Copilot対応を一般提供で開始した。正式なパートナーシップを通じてZedでの認証に完全に対応しており、有料のGitHub Copilotサブスクリプション(Pro、Pro+、Business、またはEnterprise)があれば、ZedでGitHub Copilotを利用できるようになった。
該当するすべてのユーザーは、自身のCopilot認証情報を使ってZedを認証することで利用できるようになり、追加のライセンスは必要ない。
利用方法は、Zed上のコマンドパレットからagent: open settingsを選択してエージェントパネルの設定ビューを開き、GitHub Copilot Chatの項目にある「Sign in to use GitHub Copilot」をクリックする。ダイアログが表示されるので、手順に従って認証を行う。
認証後に実際にZedでCopilot Chatを利用するには、( コマンドパレットからagent: new threadを選択して表示される)エージェントパネル下部のチャット欄で、モデルを選択してプロンプトを入力すればよい。
注意点として、ドロップダウンに特定のモデルが表示されない場合は、自身のGitHub Copilot設定でそれらを有効にする必要がある。ただ、この記事を書くにあたり手元で確認した段階では、Zed上でモデルを選択するドロップダウンにGPT-5.3-Codexが表示されなかった。
またCopilot Enterpriseの場合は、Zedの設定ファイルでエンタープライズエンドポイントを設定する必要がある。
コラム: Zed、 Split Diffsを新しいデフォルトとして提供開始
Zedは2026年2月18日、バージョン0.224で、画面を分割して差分を表示する機能「Split Diffs」をデフォルトとしてリリースした。
これによってプロジェクト差分(project diff)またはブランチ差分(branch diff)を開いたときに、左側にベーステキスト、右側にワーキングコピーが表示され、両者が同期してスクロールする。
もし以前のユニファイド差分(unified diffs)に戻す場合は、設定のDiff View Styleで変更する。
Zedの差分表示は、複数ファイルを単一の編集面で扱うマルチバッファ上に構築されている。内部的には2つのマルチバッファを用いて、旧バージョン側の差分ハンク(diff hunk)の削除部を赤くハイライトする。左右の垂直位置合わせには、短い側にスペーサーを挿入する既存のブロックマップ機構を活用しており、VS Codeとは異なり入力中も位置合わせが維持されるという。
巨大な差分に対するプロファイリングを繰り返した結果、予期せぬパフォーマンス向上も得られたとのこと。ビュー切り替えの最適化により、プロジェクト内の検索が高速化したほか、macOSにおけるプロセス生成APIの誤用(posix_spawnではなくfork/execを使用)を発見して修正した結果、git blameなど外部プロセス起因のメインスレッドの停止が全般に減り、結果としてmacOS上のすべてのマルチバッファ処理が高速化したとしている。