Fedoraプロジェクトは3月10日、「Fedora Linux 44」のベータ版を公開した。インストーラの改善やKDE Plasmaを搭載するバリアントのエクスペリエンス統合など、デスクトップ関連のアップデートが多く含まれている。
Fedora 44 BetaではLinuxカーネルに4月リリース予定のLinux 7.0(RC版)、デフォルトデスクトップ環境には3月18日リリース予定のGNOME 50、KDEバリアント(Fedora KDE Plasma Desktopなど)にはKDE Plasma 6.6がそれぞれ搭載されている。なお今回からすべてのFedora KDEバリアントでログインマネージャが、SDDMからPlasmaログインマネージャ(PLM)に変更された。デスクトップ環境の初期設定がよりスムースにできるようになっている。
また、これまではインストール時にAnaconda(インストーラ)が各デバイスのネットワークプロファイルを自動で作成していたが、今回からはインストール時に明示的に設定したデバイス(ブートオプション、キックスタート、UIでの対話型操作)のみが最終的なシステムインストールの一部となる。ユーザからは長年に渡ってデフォルトのAnacondaプロファイルを削除するよう求める声が上がっており、そのフィードバックに応えたかたちだ。
システム面では、過去数回のリリースを経てビルドインフラを改良しており、パッケージビルドの再現性を90%まで高めている。この改良はFedora Linux 44の正式リリースまで続けられる予定となっており、正式リリース時にはパッケージビルドの99%以上を再現可能にすることをめざす。
Fedora Linux 44の正式リリースは現時点では4月14日が予定されており、プロジェクトチームは正式版のエクスペリエンスをより高めるために、ユーザに対してベータ版のテストおよびフィードバックを呼びかけている。