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systemd 260がリリース⁠System Vサービススクリプトのサポートを完全終了

systemd開発チームは3月17日、⁠systemd 260」を公開した。

systemd 260では、以前から非推奨とされていたSystem Vサービススクリプトのサポートがついに削除された。今後、System Vに依存しているソフトウェアを動かすには、ネイティブのsystemdユニットファイルを代わりに含める必要がある。

また、新機能としてコンテナのOCIイメージなどを取り込み、overlayfsやbind mountによるファイルシステム構成を「.mstack/」ディレクトリとして記述するmstack(systemd-mstack)が実装されている。これによりコンテナ的な実行環境をディレクトリ構造だけで組み立てることが可能になる。OCIのレイヤ構造をsystemdネイティブなかたちで扱えるようにするしくみとしても注目される。

systemd 260のその他のおもなアップデートは以下の通り。

  • サポートするLinuxカーネルの最小バージョンはLinux 5.4からLinux 5.10に、推奨ベースラインはLinux 5.7からLinux 5.14に、フル機能を利用するにはLinux 6.6が必要
  • OSのバージョンなどの識別情報を格納するos-releaseに新しいフィールドFANCY_NAME=が追加、既存のPRETTY NAME=に似ているが、ANSIシーケンス(絵文字や色付き文字)と非ASCII Unicodeグリフ(すべてのUnicode文字)を含めることができる(systemdマネージャ、systemd-hostnamed、hostnamectlは、PRETTY_NAME=よりもFANCY_NAME=を優先して表示する)
  • JSONベースのVarlinkインタフェースの適用範囲が拡大、D-Busとの併用が進む

systemd 260は4月リリース予定の「Ubuntu 26.04」「Fedora Linux 44」などの主要なディストリビューションで採用される予定となっている。

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