Cloudflare⁠WebサイトのAIエージェント対応を診断する「isitagentready.com」公開

Cloudflareは2026年4月17日、WebサイトのAIエージェント対応状況を診断するWebツールisitagentready.comを公開した。あわせて、Cloudflare RadarにAIエージェント関連標準の採用状況を可視化する項目を追加したことも発表した。

Cloudflare Radarの調査によると、上位20万ドメインにおいてrobots.txtの設置率は78%になるが、ほとんどがWebクローラー向けだったという。AI向けのContent SignalsやMarkdownコンテンツネゴシエーションの対応率は約4%、MCP Server CardやAPI Catalogなどを採用しているのは15サイト未満にとどまっており、今日のWebのエージェント対応はまだ進んでいないと指摘している。

Webツールisitagentready.comではドメインのURLを入力するだけで、サイトのエージェント対応度をスコアで確認できる。また、対応できていない項目については、コーディングエージェントに渡せる修正用の簡易プロンプトも提供される。

isitagentready.comでは、以下の4つの分野で評価される。

発見可能性
  • robots.txtやサイトマップが整備されているか
  • LinkヘッダーでAPI Catalogなどの重要リソースの所在を示しているか
コンテンツ
  • Accept: text/markdownに応じてMarkdownを返せるか
  • デフォルトスキャンの対象外だが、llms.txtの整備も有効とされる
ボットアクセス制御
  • robots.txtのContent-Signalディレクティブで、検索、AI学習、AI入力の利用可否を細かく制御しているか
  • 必要に応じて、ボットが自身を認証できるよう、Web Bot Authに対応しているか
API / Auth / MCP
  • /.well-known/api-catalogによるAPI Catalogを公開しているか
  • OAuth discoveryやOAuth Protected ResourceRFC 8414RFC 9728で認可フローの発見手段を提供しているか
  • MCP Server CardでMCPサーバーの情報を公開しているか
  • エージェント向けのスキル情報やWebMCPを、発見しやすいかたちで公開しているか
  • 必要に応じて、A2A Agent Cardにも対応しているか

なお、コマース関連の追加チェックも用意されており、x402、UCP(Universal Commerce Protocol⁠⁠、ACP(Agent Commerce Protocol)への対応状況も確認できる。

gihyo.jpの診断結果。高得点は容易ではないとみられる。

これらのエージェント対応チェックはCloudflareのURL Scannerにも統合されており、APIを通じた診断も可能になっている。

ブログでは、Cloudflare自身のDeveloperドキュメントサイトの最適化事例も紹介されている。2026年2月時点のChecklyの検証では、7種中3種のエージェント(Claude Code、Cursor、OpenCode)のみがAccept: text/markdownヘッダーをデフォルト送信していたという。

Cloudflareは、URLの末尾に/index.mdを付加するだけでマークダウンを取得できるフォールバックを実装した。そして、モデルのコンテキストウィンドウ超過を防ぐため、大規模なllms.txtをトップレベルディレクトリごとに分割した。

これらの改修を、エージェントのドキュメント読解性能を測るテストツールAFDocsで検証した結果、他の大規模技術文書サイトの平均と比べて、エージェントのトークン消費量は31%少なく、正しい応答への到達時間は66%短かったとしている。

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