Movable Typeに深刻な脆弱性が見つかる ――2026年4月8日⁠脆弱性対策最新版MT公開

Movable Type全体に深刻な脆弱性が見つかる

汎用CMSツール「Movable Type」にコードインジェクション、SQLインジェクションに関する深刻な脆弱性が見つかった。

本脆弱性を悪用された場合、任意のPerlコードが実行されたり、任意のSQLコマンドを実行されたりする可能性がある。

修正対応(2026年4月8日)

シックス・アパート株式会社は上記脆弱性に関し、以下のような修正対応を行っている。⁠)内はそれぞれCVEおよびMTC対応番号。

  • リスティングフレームワークのフィルタ処理において、任意の Perl コードが実行される脆弱性 (RCE) を修正(CVE-2026-25776、MTC-31204)
  • リスティングフレームワークのリクエスト処理において、任意の SQL を実行できる脆弱性 (SQL インジェクション) を修正(CVE-2026-33088、MTC-31212)

脆弱性の影響を受ける製品⁠バージョンおよび対策方法

脆弱性の影響を受ける製品⁠バージョンは以下のとおり⁠

Movable Type / Movable Type Advanced

  • 9.1.0 およびそれ以前(9.1系)
  • 9.0.6 およびそれ以前(9.0系)
  • 8.8.2 およびそれ以前(8.8系)
  • 8.0.9 およびそれ以前(8.0系)

Movable Type Premium / Movable Type Premium Advanced Edition

  • 9.1.0 およびそれ以前(9.1系)
  • 9.0.6 およびそれ以前(9.0系)
  • 2.14 およびそれ以前(8.0系 / 8.8系)

EOLバージョン

すでににEOL(End of Life:製品ライフサイクル終了)となりサポートが終了しているバージョン(下記)も、この脆弱性の影響を受ける。

  • Movable Type / Movable Type Advanced
  • Movable Type 5.1 から 5.18(5.1系すべて)
  • Movable Type 5.2 および 5.2.1 から 5.2.13(5.2系すべて)
  • Movable Type 6.0 および 6.0.1 から 6.8.8(6系すべて)
  • Movable Type 7 r.4207 から r.5510(7系すべて)
  • Movable Type 8.4.0 から 8.4.4(8.4系すべて)
  • Movable Type Premium / Movable Type Premium Advanced Edition
  • Movable Type Premium 1.0 から 1.68(MTP 1系すべて)

なお、MovableType.net は、本脆弱性の影響はないほか、次のバージョンは脆弱性対応済みとなっている。

  • Movable Type(9.1.1クラウド版、9.0.7、8.8.3、8.0.10)
  • Movable Type Premium(9.1.1クラウド版、9.0.7、2.15)

対策方法および回避策

本脆弱性の影響を受ける製品を利用している場合、速やかに Movable Type の最新版へのアップデートをする必要がある。

なお、すぐにアップデートを実施することが難しい場合には、回避策としてData APIのアクセス制限の設定を実施することが勧められている。この回避策では、Data APIを経由した攻撃の緩和にのみ有効となっている。

アップデートについては以下記事を参照のこと。

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