Meta⁠新しいマルチモーダル推論モデル「Muse Spark」発表

Metaは2026年4月8日、新たなAI戦略に基づいて開発されたMuseファミリーの第一弾となるネイティブなマルチモーダル推論モデル「Muse Spark」を発表した。

Muse Sparkは同社のAI開発への取組をゼロから見直した最初の製品で、Llama 4 Maverick以来のフロンティアクラスモデルとなる。マルチモーダルな理解、推論、コーディング能力を強化するため、モデルアーキテクチャ、最適化、データキュレーションを改善した事前学習スタックを再構築した。これにより、Llama 4 Maverickよりも1桁以上少ない計算量で同等の能力を実現できたという。同社の実施したベンチマークによると、マルチモードやエージェント活用において、Claude Opus 4.6、Gemini 3.1 Pro、GPT 5.4などの各社フロンティアモデルに近づく性能をマークしている。

また、複数のエージェントが並列で推論を行う「contemplating mode」⁠熟考モード)もリリースされる。contemplating modeではHumanity's Last Exam等のベンチマークでGemini 3.1 Deep ThinkやGPT 5.4 Proなどの推論モデルに匹敵する性能を発揮したとのこと。

そして安全性においても、Muse Sparkは同社のAdvanced AI Scaling Frameworkに準拠しており、事前学習によるデータフィルタリング、安全性を重視した事後学習、およびシステムレベルのガードレールが実施されている。これにより安全性の評価では、生物兵器や化学兵器といった高リスク領域において、強力な拒否行動を示すことがわかったという。

Muse Sparkは、meta.aiとMeta AIアプリで利用可能で、特定のパートナー向けにはAPI経由でプライベートプレビューとして提供される。contemplating modeはmeta.aiで段階的に展開される予定。より大規模なモデルも開発中で、将来的にはオープンソース化も検討されている。

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