Zed 1.0リリース 「完成」意味するものではなく⁠多くの開発者がすぐに馴染めるようになった「転換点」⁠週次リリースは継続

Zed Industriesは2026年4月29日、同社が開発するオープンソースのコードエディタZedの最新バージョン1.0をリリースした。

Zedは汎用の開発フレームワークを使用せず、Rustで独自のUIフレームワークであるGPUIをゼロから開発することにより、動作が軽く高速に動作するコードエディタ。また「AIネイティブ」を掲げており、AI機能を後付けではなく基盤として組み込んでいる。複数のAIエージェントの並列実行や、Agent Client Protocol(ACP)を介してGemini CLI、Claude Code、Codex、OpenCode、そしてCuesorなどのコーディングAIエージェントと連携が可能。macOS、Linux、Windows用のインストーラが用意されており、Zedのダウンロードページから入手可能。ソースコードはGitHub上で公開されている

Zedのバージョンアップは毎週水曜日に行われており、前週まで「0.233.x」バージョンが続いていたが、一気にバージョン1.0に引き上げられた。同社によるとバージョン1.0は何かの完成を意味するものではなく、多くの開発者が手にしてすぐに馴染める形になったという意味であるという。

前バージョンからの主な変更点は以下の通り。

  • ブックマーク機能のサポート
  • 新しいgit: view commitコマンドパレットアクション
  • MarkdownプレビューでのGIFアニメーションのサポート
  • DeepSeek-V4-ProおよびDeepSeek-V4-Flashモデルのサポート

また近日中に企業向けの「Zed for Business」もリリースされる。Zed for Businessでは集中課金、ロールベースのアクセス制御、チーム管理といった機能が利用できる。

さらに、CRDT(変更履歴データ)を変更が発生した時点で増分的に記録する「DeltaDB」の開発も進められている。DeltaDBではGitのスナップショットではサポートされないリアルタイムのやり取りが可能。非同期のやり取りでは、きめ細かな変更追跡により変更されたコードのスナップショットだけでなく、コードベース内の任意のやりとりを再現できる。これにより複数の人間とエージェントが、変化するコードベースの一貫したビューを共有できるようになる。

こうした機能を含め、今後もZedの毎週のリリースは続くとのこと。

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