Cursor⁠大幅進化したコーディングエージェント向けモデル「Composer 2.5」リリース ―SpaceXAIと協業し10倍の計算資源を投入

Anysphereは2026年5月18日、コーディングエージェント向けAIモデルの最新バージョンComposer 2.5をリリースした。

Composer 2.5は、前バージョンのComposer 2と同じくMoonshot AI製のKimi K2.5をベースとして、さまざまな強化が加えられている。コンテキストウィンドウは200kトークン。学習には協業先であるSpaceXAIのColossus 2データセンターに配備されたNVIDIA H100 100万基相当の計算資源が投入され、総計算量は前バージョンの10倍となった。

学習にはテキストフィードバックを用いたターゲット型RLが用いられ、また学習のためにComposer 2の25倍の合成タスクが生成された。Sharded Muonとdual mesh HSDPによる効率的な学習も採り入れられている。AIコーディングエディタCursor内でのツール使用、ファイル編集、ターミナル操作向けの調整も施されている。

同社の行ったベンチマークでは、Composer 2.5はGPT-5.5やClaude Opus 4.7といった他社のフロンティアモデルと同等の性能をマークし、タスクあたりのコストでは最大10倍のパフォーマンスを記録している。

Composer 2.5の利用料金は、入力トークンが100万あたり0.5ドル、出力トークン100万あたり2.5ドル。デフォルトで適用される高速版は入力が3ドル/100万トークン、出力が15ドル/100万トークン。リリース後1週間は使用可能量が2倍となるキャンペーンが実施される。


今後の展開について、Cursor開発メンバーのSualeh Asif氏は、Composer 2.5が「規模以上の性能を発揮している」とした上で、次期リリースに向けてSpaceXAIとともにモデルサイズとFLOPs(総演算回数)をさらにスケールさせると予告している。

一方、イーロン・マスク氏も自身のXにおいて、1.5兆パラメータの次世代基盤モデル「V9」⁠一般公開版「Grok 4.5」相当)の学習が完了したことを報告。次のステップとして、Cursorのデータを追加学習(サプリメンタル・トレーニング)に投入し、約3〜4週間後のリリースを目指す計画であることを明かした。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧