SpaceX⁠Cursorを買収するオプションを行使⁠CursorはGitホスティング「Origin」予告

SpaceXは2026年6月16日、Cursorを全額株式による取引で買収するオプションを行使したと発表した。SpaceXは、買収の目的について「世界で最も有用なAIモデル」の構築を挙げている。CursorもSpaceXと協力して有用なAIの開発を進めるとし、Cursorには近く大きな改善が加わるとしている。

この買収オプションは、両社の協業条件として公表されていた。SpaceXは2026年4月22日の投稿で、SpaceXAIとCursorがコーディングや知的業務に使うAIの開発で協力していると説明していた。Cursorの主要プロダクトと熟練ソフトウェアエンジニアの利用者基盤、SpaceXの「100万基のH100相当」とするColossus訓練用スーパーコンピューターを組み合わせるという。

同じ投稿では、CursorがSpaceXに対し、2026年内に600億ドルでCursorを買収する権利、または両社の共同作業に対して100億ドルを支払う選択肢を与えたことにも触れていた。今回、SpaceXはこの買収オプションを行使した。

SpaceXは今回の発表で、SpaceXAIがここ数か月、Cursorと共同でモデルを訓練してきたとも説明している。このモデルは、近くCursorとGrok Buildで公開される予定という。


また、Cursorは同日、コードストレージとGitホスティングを扱う新サービス「Origin」予告した。Originは、チームやエージェントがコードをホストし、レビューしながら共同作業するための場所として説明されている。提供時期は2026年秋の予定で、Cursorはウェイトリストへの登録を受け付けている。

Originの背景として、CursorのMerrill Lutsky氏はコードレビュープラットフォームGraphiteでの経験に触れている。Graphiteはスタック型PRやAIコードレビューを扱うサービスで、2025年12月にCursorに加わることで合意したと発表していた。

Lutsky氏は、Graphiteでの課題として「自分たちが所有していないプラットフォーム上で優れたプロダクトを提供しようとしていた」ことを挙げたうえで、Originを「動きの速いエンジニアリングチーム向けにエンドツーエンドで設計されたソース管理プラットフォーム」と説明している。Originは、CursorがAIコーディング環境に加えて、コードの保管、レビュー、共同作業までを扱うためのサービスになる。

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