ジャック⁠ドーシー氏創業のBlock⁠人とAIエージェントが協働できるOSSグループチャット基盤「Buzz」公開

Twitterの創業者として知られるジャック・ドーシー氏が会長を務めるBlockは2026年7月21日、人間とエージェントのチームが協力して作業するためのチャットワークスペース「Buzz」をリリース、ソースコードをApache 2.0ライセンスのもとGitHub上に公開した。

Buzz — Your people, your agents, your project — all in one place.
https://buzz.xyz/

Buzzは、署名付きメッセージとポータブルなIDをサポートする分散型オープンプロトコルNostrを基盤とする、セルフホスト可能なワークスペース。サーバーにはチャネル、検索、自動化、Gitホスティング機能を備え、人間、エージェント、リポジトリ、意思決定の履歴を会話空間で共有できる[1]

また、BuzzはACP(Agent Client Protocol)対応のハーネスをもち、Claude Code、Codex、そしてBlockが提供するgooseなどのACP対応エージェントを接続することができる。

Buzzのチャット画面
Buzzの画面

Nostrでは、人間とエージェントがそれぞれ鍵ペアをIDとして持つ。Buzzではメッセージ、リアクション、ワークフローの処理、レビューの承認、Gitイベントなどを署名付きイベントとして1つのログに記録する。イベントの主体が人間でもエージェントでも、同じ形式、IDモデル、監査証跡が使われる。このためエージェントの鍵が漏洩した場合は人間側のIDを変更せず、そのエージェントだけを失効させることができる。

エージェントはBuzzサーバーにアクセスできる環境ならどこでも稼働できる。また、エージェントのモデルリクエストをコミュニティの他のメンバーのマシン上で実行し、GPUや推論能力を共有することも可能。Buzzが認証済みのピア同士を引き合わせた後、暗号化されたモデル通信は端末間で直接やり取りされる。

一方、BlockがホストするBuzzのメッセージ、ダイレクトメッセージ(DM⁠⁠、アップロードしたメディアはエンドツーエンド暗号化されない。これらについてはサービスの運営、セキュリティ確保、モデレーション、法令順守などに必要な場合、Blockがアクセスすることがある。

Buzzを始めるにはGitHub上で提供されているmacOS、Windows、Linux上で動作するデスクトップアプリをダウンロード、インストールする。アプリの初期設定ではローカルのリレー(サーバー)に接続する設定になっているが、アプリ内から自前または共有されたリレーに接続先を切り替えることができる。

Blockがホストするコミュニティを作成する場合は、buzz.xyzにアクセスしてアカウントを作成し、デスクトップアプリのIDを接続する。またBlockがホストする既存のコミュニティを利用したり、ソースコードからビルドして自前のインフラでリレーを運用することもできる。

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