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いざというときの「届かない!」なくす⁠緊急速報メール設定をチェック

近年、全国各地で大規模な地震や台風などの自然災害が相次いでいます。

災害発生時に迅速かつ正確な情報を得る手段として、Androidに搭載されている緊急速報メール機能は非常に重要な役割を果たします。

しかし、肝心な場面で「警報音が鳴らなかった」というトラブルが少なからずあります。これを避けるために端末の設定や利用環境を正しく理解し、事前に適切な確認を行っておく必要があります。今後も地震や台風などの被害を受ける可能性があるので、これを機会に設定を再確認してはいかがでしょうか。

緊急速報メールの仕組み

まずは、仕組みの話から入ります。

緊急速報メールは、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)と呼ばれる国際標準規格に基づいて配信されます。

これは、一般のメールやメッセージアプリとは異なり、基地局からエリア内の端末へ向けて一斉にメッセージを送信するので、回線の混雑に影響されず即座に受信できる点が大きな特徴となっています。2017年には共通仕様が策定されて、Android 8.1以降の端末では、OS標準機能としてこの受信仕組みが組み込まれています。

緊急速報メールの設定手順

設定画面から、正しく受信できる状態か確認します。以下の手順例は、Android 17になります。お使いの端末によって、多少の読み変えが必要になるかもしれませんが、大筋は変わらないはずです。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「安全性と緊急情報」をタップします。
  3. 「緊急速報メール」を選択します。
  4. 「緊急速報メールの許可」がオンになっているか確認します。

設定画面では、緊急地震速報や津波警報、災害・避難情報などの項目ごとに通知の有無が設定できます。また、サイレントモード時に、強制的に最大音量で警報を鳴らす機能の設定もここで切り替えます。

緊急速報メールが届かない場合のチェックポイント

設定を有効にしていても、特定の条件下では受信できない場合があるので、代表的な原因を取り上げておきます。

機内モードまたは圏外になっている

電波を受信できない状態では、緊急速報メールの一斉送信信号も届きません。

通話中になっている

利用している回線や端末の仕様により、通話中だと緊急は受信できない場合があります。

データ通信専用のSIMを使っている

一部の格安SIM(MVNO)やデータ専用プランでは、ETWSの受信に対応していないケースが存在します。

省電力機能が影響している

端末独自で実装された強力なバッテリーセーバ機能が動作していると、通知が制限されてしまい可能性があります。

最近は聞かなくなりますが、古めの海外製のSIMフリー端末を使用している場合も注意が必要です。日本の携帯キャリアが使用するETWSの配信方式に対応していない端末では、緊急速報メールを受信できないことがあります。古い情報にはなりますが、IIJが詳しくまとめており参考になるので、心当たりがある方は参照してください。

てくろぐ: 格安スマホと「緊急地震速報」⁠防災情報」⁠Jアラート(ミサイル発射情報)」(2017年版)

動作テストと情報源の複数確保

設定が正しく機能するか確認する機会として、自治体が実施する防災訓練のテスト配信があります。たとえば、筆者が住む大阪府では「大阪880万人訓練」と称して、年に1度訓練を実施しています。このテストに向けて受信設定を有効にしておくことで、事前に通知動作を確認できます

令和7年度大阪880万人訓練について/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]

とは言え、1つの通信手段に頼るのはリスクがあるので、気象庁や自治体の公式防災アプリ、ニュースアプリなどを併用して、複数の手段を使って緊急時の情報を受信できるルートを確保しておく運用が効果的です。

設定の確認を!

緊急速報メールの設定は、初期状態で有効になっている場合がほとんどです。

一方で過去の設定変更や省電力モードの影響により、知らず知らずのうちに通知が制限されていることもあるので、この機会に設定確認をおすすめします。また、OSのアップデートや端末を変更した際は、⁠安全性と緊急情報」メニューを開き、緊急速報メールの設定状態をチェックする習慣を身につけておくと安心です。

今週は、このあたりで、また来週。

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